FXの自動売買は儲かる？儲からない？実際はどうなのか解説

この記事では「FXの自動売買は儲かるのか？それとも儲からないのか？」をテーマに解説していきます。

結論から先に伝えますが、自動売買システムを使ったFX取引は努力次第で利益を生み出すことが可能です。

これは手動で取引をおこなう裁量トレードにも言えますが、FXで稼ぐためにはその仕組みを理解することが重要となります。

FX自動売買に興味がある方は、ぜひこちらの内容を参考にしていってください。

FXの自動売買は使い方次第で儲かる

自動売買システムを用いたFX取引は使い方次第で結果が変わってくるものです。

その仕組みを熟知していれば儲かる可能性が出てきますが、使い方を分かっていなければ無駄な損失を生み出してしまいます。

なお、FX自動売買には大きく分けて「国内FXでの自動売買」と「海外FXでの自動売買」の2つがあります。このうち初心者におすすめしたいのは国内FX会社が提供する自動売買システムです。

国内FX会社の自動売買取引は設定や仕組みが簡単なので、あまり知識がない方でもすぐに始められるところが魅力的な部分です。

対して海外FXの自動売買取引は高度な設定や専門的な知識が必要となってきます。また、ネット上では海外FX用の詐欺的自動売買ツールが多く出回っているので、そういった詐欺に引っ掛からないためにも国内FXでの自動売買を推奨しています。

そもそもFXの自動売買とは？仕組みやメリットについて

ここではまず、初心者の方に向けて「そもそも自動売買とはどういった仕組みなのか？」を解説してきます。

合わせて自動売買のメリットとデメリットも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

FX自動売買の仕組み

国内FX会社が提供する自動売買システムは主に以下3つの種類に分けられます。

それぞれの種類について内容を説明していきましょう。

リピート型

自分で決めたレンジ(値幅)の間で自動的に売買を繰り返すのが「リピート型」の自動売買システムです。

たとえば「ドル円＝135円のときに売り注文」「ドル円＝134円になったら決済をおこなう」といったプログラムを設定しておくと、常にその条件で注文を繰り返してくれます。

実際にはもっと細かい価格設定(135.050円⇒135.020円で決済など)をおこなうことになりますが、リピート型の自動売買システムは仕組みが簡単なところが大きな特徴です。

もちろん価格の設定は上限に達するまでいくらでも追加できます。

ストラテジー選択型

ストラテジーとは自動売買をおこなう「プログラム」のようなものです。FX会社ごとに様々なストラテジーが用意されていて、そのストラテジーを選ぶことで自動売買をおこなってくれる仕組みとなっています。

ストラテジーには得意とする「通貨ペア」「取引時間」「相場」などがあり、自分の考えに合致するものを選ぶことが重要です。

たとえば相場の変動が激しい「ポンド円」「短期売買」で稼ぎたい場合には、そうした条件に合うストラテジーを選びましょう。逆に値動きが安定した「ユーロドル」で「長期売買」をおこないたい場合には同通貨ペアに合ったストラテジーを選んでいきます。

ストラテジー設定型

FX会社が用意するストラテジーではなく、自分自身で自動売買のプログラミングをおこなってストラテジーを作っていくというのが「ストラテジー設定型」です。

既存のストラテジーをアレンジするパターンもありますが、どちらにしてもストラテジー設定型の場合にはFXの知識が必要となってきます。そのため、3つの種類の中ではもっとも上級者向けと言えるでしょう。

なお、ストラテジー設定型であれば自分の理想とする自動売買の仕組みを構築することも可能です。

FX自動売買のメリット

FXの自動売買取引には以下のメリットがあります。

自分が寝ている間でも仕事をしている間でも、機械的に取引を実行してくれるところが自動売買の魅力です。自分がチャートをチェックできないときでも理想的な相場があれば取引をおこなってくれますので、細かい利益を着実に拾っていけます。

また、手動で取引をおこなう裁量トレードではチャートを見続けることによるストレスが掛かります。しかし、自動売買であれば数時間おきに結果をチェックすれば良いだけなのでストレスがそれほど掛かりません。

初心者の場合は手動での取引に失敗したとき、その負けた分の金額を取り戻そうと感情的な注文を出してしまうこともありますが、自動売買取引はそういった無駄な取引の抑制にもなります。

そのほか自動売買取引を通じてFXの勉強ができる、裁量トレードと上手く使い分けることで利益をアップさせられるといった部分がFX自動売買の主なメリットです。

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FX自動売買のデメリット

メリットが多いFXの自動売買ですが、もちろんその反対として以下のようなデメリットもあります。

FX自動売買ではストラテジーや決められた価格設定に従って注文が繰り返されますので、経済指標発表などの際に起きる相場の急変に対応しづらいといったデメリットがあります。

また、自動売買は自分がチャートを見ていないときにFX取引をおこなうものです。そのため、心理的に多額の注文を出しづらいといったデメリットもあります。

注文量が少なければ必然的に利益の額も大きくなりにくいので、短期間で大金を儲けたいという方にはあまり向かない手法と言えるでしょう。

そのほか、自動売買には様々な種類や提供するFX会社があります。自分と相性が良い自動売買システムを見つけるまでには多少の時間が掛かりますので、そこを我慢できるかどうかが非常に肝心です。

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FXの自動売買が儲からないと言われる理由は？

続いてはFXの自動売買が儲からないと言われる理由を紹介していきます。自動売買のデメリットと重なる部分もありますが、その内容を詳しくご覧いただきましょう。

①理想的な結果が出るまでに時間が掛かりやすい

自動売買システムを使ったFX取引では理想的な結果(利益)が出るまでに時間が掛かります。

これには「初めて使うストラテジーに大量の資金を投じるのは難しい」という理由が挙げられます。

継続的に自動売買をおこなっていれば将来的に理想とする利益が付いてくる可能性もありますが、その前に自動売買を止めてしまう人も多いことから「儲からない」という意見も出てくるわけです。

②急なトレンドに対応できない

先ほども少し触れましたが、自動売買は急なトレンド相場に対応できません。なお、トレンド相場とは値動きが片方に傾いている状態のことを指します。

自動売買が儲からないと言われる理由は「トレンド相場で稼げない」からです。ただし、これは裁量トレードと自動売買を上手く使い分ければ解決できる問題とも言えます。

③知識がないと損切りの設定が上手くいかない

自動売買をおこなう上で「損切りの設定」は非常に重要な部分です。

なお、損切りとは「○○円くらいのマイナスが発生するようであれば注文を決済する」と自ら損失の出ているポジションを解消する行為を指します。

このとき、FXの知識がないと許容できるマイナス額が分からず、無駄な損失や予想以上の損失を被ってしまうわけです。

これは裁量トレードでも同じことですが、損切りラインの見極めはFX取引をおこなう際にもっとも大切なポイントと言えます。

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FXの自動売買で儲かるために知っておきたいコツとは？

ここからはFXの自動売買で儲かるために知っておきたいコツを紹介していきます。

①ストラテジーの選択・設定

自動売買で利益を生みたいのであればストラテジーの選択や設定を精査しましょう。

ストラテジー選択型・ストラテジー設定型の自動売買システムを利用する場合は、そのプログラムが自己資金や現在の相場に合っているかをチェックすることが重要です。

多額の資金がなければ稼げないようなストラテジー、現在の相場観とマッチしないストラテジーを選んでしまうと上手く稼ぐことが出来ません。

そのため、ストラテジーを選ぶ際には直近のデータやバックテストの結果をしっかりとチェックしてください。

②為替のニュースを逐一チェック

自動売買は突発的な値動きに弱いため、為替に関するニュースは逐一チェックしておきましょう。

アメリカと日本の経済ニュースはもちろんのこと、ユーロやポンドに投資する場合はドイツ・フランス・イギリスといった欧州経済主要国のニュースも確認しておかなければなりません。

大きな経済指標の発表や経済ニュースが報じられた際には一時的なトレンド相場が発生することもありますが、そういった場合には自動売買だけでなく手動で取引できる口座も持っておくと稼げるチャンスが増えます。

FX自動売買では「レンジ相場」、手動での裁量トレードでは「トレンド相場」を狙うと儲かる確率がグッと増えるので参考にしてみてください。

③長期的な視点で自動売買を使う

自動売買は短期的に大金を稼ぐことにあまり向いていません。そのため、「長期的な視点で資産運用をする」といった目的に使うのもおすすめです。

また、長期の取引をおこなう場合には「スワップポイント」にも注目しましょう。スワップポイントとは「金利差額」のことですが、プラスのスワップが高い銘柄であれば取引利益以外にも「スワップ利益」で儲かる可能性が出てきます。

なお、プラスのスワップが高く設定されているのは「新興国の通貨」が絡む銘柄です。ここ1年ほどの値動きを見て、プラスのスワップが設定されている方向と値動きの方向が合致していれば長期的な売買に適しています。

自動売買ありのFX会社を選ぶポイント

それでは最後に自動売買ありのFX会社を選ぶポイントをご覧いただきたいと思います。

選択できるストラテジーの種類

ストラテジー選択型のFX会社を利用する場合には、選べるストラテジーの数や種類を事前に確認しておきましょう。

ストラテジーの種類が多ければ様々な通貨ペアや相場に対応できるので、必然的に儲かる確率がアップします。

また、FX会社の中には「実際に取引をおこなっているトレーダーの注文」をベースにしたストラテジーを提供しているところもあります。(代表例：みんなのシストレ)

儲かっているトレーダーの取引に乗っかるのも戦略のひとつなので、こうしたストラテジーがあることもぜひ覚えておいてください。

最小取引量と最大取引量

自動売買を始めるときには最小取引量と最大取引量の両方をチェックしておきましょう。

自動売買でも少ない注文量を認めているFX会社なら初心者にとっても安心です。逆に大きく稼ぎたい場合には最大取引量が大きいところを選んでみてください。

※最小取引量1000通貨～最大取引量10万通貨あたりが目安のひとつ

裁量決済の可否

FX会社が提供する自動売買システムは基本的に手動での決済が可能となっています。ただし、手動で決済する場合には取引手数料が掛かる、操作に時間が掛かるといったFX会社もあります。

そのため、裁量での決済が可能かどうかという点と裁量決済時のデメリットについては事前にしっかりと把握しておいてください。

また、FX会社には自動売買取引のみ取り扱っているところ、裁量トレード用の口座も取り扱っているところの2パターンがあります。将来的に自分でもFX取引をしてみたい方は後者を選んでみてください。

儲かる・儲からないはFX自動売買への努力によって変わる

FXの自動売買は儲かるのか？それとも儲からないのか？を詳しく解説してきました。ご覧いただいたように自動売買にはメリットもあればデメリットもあります。

本文で紹介した長所・短所を分かった上で自動売買システムを上手く使えるようになれば儲かる可能性が出てくるということです。

なお、そのためには基礎的なFXの勉強やストラテジーに対する理解度を深めることが重要となってきますので、ぜひ当記事の内容を参考にしてみてください。

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