FXは複数の口座を持つべき！複数口座開設はメリットの理由とは？

FXで稼ぐために複数の口座開設をした方がいいと言われていますが、その理由は何なのか？これからFXに挑戦しようと考えている方からすると「複数の口座を持つ意味」が分からないと思います。

そこで、この記事ではFXの口座を複数開設するメリットとデメリットを詳しくまとめました。

今からFXを始める方にとって知っておきたいポイントを紹介していきますので、ぜひ最後までご覧になってみてください。

FXで複数口座開設をおすすめする理由とメリット

それではまず、FXの口座を複数開設するメリットについて見ていきましょう。

先に結論から伝えると、FXをするなら複数の口座を持つべきであり、理由は以下の通りです。

メリット① 短期取引と長期取引を使い分けられる

複数のFX口座開設をおすすめする理由には「短期取引」と「長期取引」で口座を使い分けられるといった点が挙げられます。

FXの稼ぎ方には「短期的な取引で細かい利益をコツコツ積み重ねる方法」や「長期的なスパンで大きな利益を狙う方法」などがあります。

ご覧のようにFXのトレード手法は「注文を保有する期間」によって大別されます。

どの取引方法にもメリットとデメリットがありますが、それぞれを上手く組み合わせれば効率的に利益を出せるようになるわけです。

例えば、長期的に見ると下降トレンドとなっていますが、その中でも価格が上昇するタイミングというのはあります。

仮に複数のFX口座を持っていればA社の口座では長期的な「売り注文」、B社の口座では短期的な「買い注文」といった形で注文を使い分けられるということです。

ちなみにプラスのスワップポイントが高いFX会社を選べば、長期的なポジションを持つことでスワップ利益も獲得できます。

A社の口座で「大きな取引利益とスワップ利益」を狙いつつ、B社で「細かい利益」を稼げればリスクを抑えた投資ができるわけです。

メリット② 裁量トレード口座と自動売買口座を使い分けられる

複数のFX口座を開設しておけば「裁量トレード」と「システムトレード(自動売買)」といった形でも口座の使い分けが出来ます。

FXの取引手法には大きく分けて2つの方法があります。

裁量トレードの特徴はトレンド相場や突発的な値動きに対して反応できるところで、システムトレードの特徴は24時間自動的に売買を繰り返してくれるため手間や時間が掛からないところです。

国内のFX会社には裁量トレードをメインとする会社とシストレをメインとする会社の2パターンがあり、それぞれの口座を開設して取引をおこなっているトレーダーも少なくありません。

記事：FX自動売買におすすめのFX会社！メリット・デメリットを解説

サラリーマンやOLの場合だと本業の仕事中は取引できないといった方が大半です。しかし、自動売買用の口座を持っていれば自分がチャートを見ていないときでも取引をおこなってくれます。

そして、自分がチャートをチェックできる時間帯に稼げそうなトレンド相場がやってきたときには、裁量トレード用の口座で取引をおこなえば良いということです。

メリット③ 資金を分散することでリスクマネージメントになる

複数のFX口座を使うことはリスクを分散させることにも繋がります。FX取引をしていて避けたいのは残高が不足することによって生じる「強制ロスカット」です。

単一の口座だけで資産運用をしていると、ひとつの取引失敗によって残高の大半を失ってしまうリスクがあります。

しかし、複数の口座に資金を分散させておけば、仮にA社の残高がなくなってもB社の残高はキープできるわけです。

特に長期的なポジションを保有する場合には大きな利益を狙える分、マイナスも膨らみやすいのでこうしたリスクマネージメントが必要となってきます。

メリット④FX会社ごとに相場情報が得られる

FX会社では為替や経済に関する様々な情報を発信しています。FXで稼ぐためには、こうした情報をキャッチして取引に活かすことが大切です。

複数の口座を持っているとその分だけ多くの情報を集められますので、結果的により精度の高いチャート分析ができるようになります。

また、各FX会社が提供している取引用のアプリをスマホにインストールしておけば、為替の値動きに大きな影響を与えるニュースをプッシュ通知で受け取ることも可能です。

記事：FXにおすすめのスマホアプリ5選！選び方・メリットなども解説

メリット⑤各社のキャンペーンを受け取れる

各FX会社のキャンペーン(キャッシュバックボーナス)を受け取れるというのも複数の口座を開設するメリットです。

大半のFX会社では「新規口座開設＋規定の取引量を達成」という条件で20万円～50万円ほどのキャッシュバックボーナスを提供しています。

新規口座開設者であれば誰にでもキャッシュバックを受け取る権利がありますので、ボーナス狙いで複数の口座を作ることも悪くありません。

トレードスタイルによって口座を使い分けたい場合には、こうしたキャンペーン情報もぜひチェックしてみてください。

記事：【お得に取引】FX口座開設キャンペーンでおすすめFX会社5選

FXの複数口座開設でデメリットに感じる点

続いては複数のFX口座を開設することでデメリットに感じる部分をまとめました。

デメリット① 口座の管理に時間と労力が掛かる

複数のFX口座を管理するには時間と労力が掛かります。たとえば自動売買用の口座が上手く利益を出せていない場合には、設定の見直しやストラテジーの変更といった作業をしなければなりません。

また、複数のFX口座でポジションを保有しているときには「どの口座でどういった注文をしているのか」を頭の中で整理することが求められます。

初心者の場合はこうした作業がストレスに感じることもありますので、あまり口座の数を増やし過ぎないよう気を付けましょう。

デメリット② 資金力が必要となる

複数のFX口座で取引をおこなう場合にはそれなりの資金力が必要となってきます。そこまで自己資金が多くない方にとっては、この部分がデメリットに感じられるかもしれません。

また、複数のFX口座で追証や強制ロスカットが発生したときには、その分だけマイナスが増えるリスクもあります。資産を分散して取引をおこなう場合はこういったリスクもよく理解しておきましょう。

デメリット③ 確定申告時の手間が増える

確定申告の際には利用しているFX口座ごとの年間収支報告書をまとめなければいけません。ちなみに、ひとつのFX口座しか使っていない場合には1社分の報告書だけ用意すれば良いので楽です。

こうした手間が増えるところは複数口座を利用するデメリットと言えるでしょう。

ただ、FXで稼ぎたいのであれば、やはり複数の口座を使った多角的な取引が欠かせません。

「大きな利益を得るには手間や労力を掛けなければならない」と割り切ることも考え方としては大事です。

FXで複数口座開設をするときに知っておくべきポイント

ここからは複数のFX口座を開設するときに知っておくべきポイントを紹介していきます。

同じような特徴のFX口座を複数用意しても意味がありませんので、いくつかのFX会社を利用する際には異なる特徴を持った口座を作ってみてください。

スプレッドやスワップポイントについて

FX会社を選ぶときにはスプレッドやスワップポイントといった取引条件をチェックしておきましょう。

比較記事：FXスプレッド（手数料）をFX会社のタイプ別に徹底比較

比較記事：【最新】FXスワップポイント比較！おすすめFX会社と通貨ペア

簡単にまとめるとトレーダーにとって有利なのは「スプレッドが狭く、スワップポイントが高いFX会社」ということになります。

とはいえ、両方に優れたFX会社はなかなかありませんので、スプレッドの幅とスワップポイントのバランスが上手く取れているところを選んでみてください。

もしくは短期売買用の口座なら「スプレッド重視」、長期売買用の口座なら「スワップポイント重視」といった形で使い分けるのも悪くありません。

取引の仕組みや使えるトレード方法について

FX会社には裁量トレードメインのところと自動売買メインのところがありますので、複数の口座を使い分けるときにはこうしたトレード方法の違いを確認してみてください。

また、自動売買メインのFX会社は「リピート型」「ストラテジー選択型」「ストラテジー設定型」といった形でもタイプが分かれています。

どのタイプを選ぶかは個人の考え次第ですが、一般的に初心者向きとされているのは「リピート型」の自動売買です。

リピート型の自動売買は「事前に決めた注文価格・決済価格で取引を繰り返す」といったシンプルな仕組みとなっています。そのため、初心者でもすぐに使い方が分かるところが特徴的な部分です。

禁止されている取引や行為について

国内FXの場合、禁止されている取引や行為が会社ごとに若干異なります。

たとえば「短期的な売買(スキャルピングトレード)」を禁止にしているところもあれば公認しているところもあるといった感じです。

そのほか自動売買ツールの使用が可能なところもあれば不可になっているところもありますので、事前に禁止取引や禁止行為については確認しておきましょう。

記事：スキャルピング口座におすすめのFX会社！【仕組みも解説】

FXの複数口座開設におすすめの会社3選

それでは最後に複数の口座開設におすすめのFX会社3選を紹介していきます。

それぞれ特徴が異なる3社をピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてください。

他のFX会社と比較して検討したい方は、以下の「FXおすすめ口座比較」の記事をご覧ください。

①マネーパートナーズ(パートナーズFX)

「マネーパートナーズ」はスプレッドの狭さに定評があるFX会社で、米ドル円など人気通貨ペアのスプレッドが0.0銭となっています。※パートナーズnano口座。1万通貨以下

なので、短期的な売買で稼ぎたい方にはおすすめと言えます。

ちなみにマネーパートナーズでは「数秒～十数秒以内」に決済をおこなう極端な短期売買は不可となっていますが、それ以外(1分単位など)のスキャルピングトレードは容認されています。

マネーパートナーズは様々な通貨ペアのスプレッドを狭くするキャンペーンも不定期的に実施していますので、ぜひそういったキャンペーンも上手く使いながら取引に挑んでみてください。

②GMOクリック証券(FXネオ)

「GMOクリック証券」はスプレッドの狭さに加えて高いスワップポイントを設定している優良なFX会社です。

短期用・長期用の両方に使えるので、汎用性に優れたFX口座と言えます。

また、GMOクリック証券では新規口座開設者に対して最大30万円キャッシュバックキャンペーンを実施しています。そのため、ボーナス狙いの方にもおすすめです。

③マネースクエア(トラリピ)

「マネースクエア」はリピート型の自動売買「トラリピ」を提供するFX会社です。

トラリピは使い方がいたってシンプルということもあり、初心者向けの自動売買システムとして人気があります。

複数の口座を開設するときに「自動売買用の口座も欲しい」と考えている方は、ぜひマネースクエアのトラリピをチェックしてみてください。

FXを始めるなら複数口座開設がおすすめ

複数のFX口座開設をおすすめする理由やメリット・デメリットについて説明してきました。

ご覧いただいたように複数のFX口座を持っていると効率的に利益を生み出せる可能性がアップします。また、リスクを分散できるところも複数口座保有のメリットです。

口座を管理する手間は増えますが、FXで稼ぎたいのであればそういった労力を惜しまないことが大事と言えます。これからFXに挑む方は、ぜひ複数の口座を使って上手くトレードをしてみてください。