こんな疑問を解消します!
- スワップポイントが高いFX会社は?
- スワップポイントでおすすめのFX口座は?
- スワップ狙いでおすすめの通貨ペアは?
「スワップポイント狙いの投資がしたいけど、どのFX会社がおすすめなの?」
こんな疑問をお持ちの方向けに、スワップポイントのFX会社比較や、おすすめのFX口座を紹介していきます。
また、スワップポイントの仕組みや、スワップポイントが高い通貨ペアなども解説していますので、初心者の方はぜひ参考にしてみてください。
スワップポイントのFX会社比較
主要なFX会社のスワップポイント比較表をご覧ください。
スワップポイントが高いおすすめFX会社
次にスワップポイント狙いのトレードで、おすすめのFX会社を紹介していきます。
他のFX会社と比較して検討したい方は、以下の「FXおすすめ口座比較」の記事をご覧ください。
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LIGHT FX
LIGHT FXはトレイダーズ証券が運営するFX口座で、スワップポイントは業界トップクラスの水準です。
トルコリラ円、南アランド円、メキシコペソ円などの高金利通貨を取り扱っており、いずれも高水準のスワップポイントを提供しています。
1,000通貨から投資でき、取引ツールやスマホアプリも高性能で使いやすいです。
みんなのFX
利用者の実績やFX会社としての信頼性といった部分に優れているのがみんなのFXの特徴です。
「みんなのFX」のスワップレート(2023年1月時点)を参考にすると「トルコリラ/円」の買いスワップが「20円前後(1万通貨あたり)」とかなり高水準です。(同時期、他社の平均相場は10円~13円くらい)
他の通貨ペアに関しても高いスワップが設定されていますので、長期的なトレードでスワップを稼ぎたいのであれば「みんなのFX」を選んでみてください。
GMO外貨
GMO外貨もスワップポイントが高いので非常におすすめです。
GMO外貨は使いやすいアプリがリリースされていますので、毎日のスワップ利益をスマホで簡単に確認できます。
また、スプレッドなどの取引条件にも優れているため、アクティブな注文で取引利益を得たい方にもぴったりです。
インヴァスト証券
インヴァスト証券では「トライオートFX」というFXサービスを提供しています。
こちらのトライオートFXでは自動売買をメインとしていますが手動での決済も可能です。
スワップポイントが軒並み高いので、自動売買で長期注文を出しておきしばらく放置するといったスタイルにも使えます。
スワップポイントとは?【2ヵ国間の金利差額】
これからFXを始める方に向けて「スワップポイント」の基本概要を説明していきます。
スワップポイントの基本概要
スワップポイントとは2つの通貨間における「金利差額」を調整するために設けられているものです。
FXは「円を買って米ドルを売る」「円を売って米ドルを買う」といった形で取引が進んでいきます。通貨ペアのレートは常に動いていますので、そのとき生まれた為替の差額が利益や損失になるわけです。
しかし、これだけだと「金利が高い通貨」と「金利が安い通貨」の差が補填できていません。そこで使われているのがスワップポイントという仕組みです。
スワップポイントについて
- 金利が高い国の通貨を買って、金利が安い国の通貨を売ると金利の差額分だけスワップポイントが貰える
- 金利が高い国の通貨を売って、金利が安い国の通貨を買うと金利の差額分だけスワップポイントを支払うことになる
注意したいのは、金利が高い国の通貨を買えば調整分としてスワップポイントが貰えますが、逆の場合はトレーダー側がスワップポイントを支払わなければいけません。
そのため、為替取引をするときには「できるだけプラスのスワップが高く、マイナスのスワップが安いFX会社」を選んだ方が良いということになります。
スワップポイント発生のタイミング
ちなみにスワップポイントが付与・徴収されるのはニューヨーク市場がクローズするタイミングです。
日本時間で考えると「朝6時ごろ(夏時間)」「朝7時ごろ(冬時間)」となりますが、このときに前日から持ち越している注文があるとスワップポイントが発生します。
また、スワップポイントの金額は日々変化をしますので、長期的にポジションを保有する場合にはFX会社が用意する「スワップカレンダー」をチェックしてください。
引用:みんなのFX
こちらは一例として「みんなのFX」のスワップカレンダーを抜粋していますが、ご覧のようにスワップポイントの金額は日にちや通貨ペアごとに異なります。
とはいえ、法定通貨の金利が大幅に変わらない限りはプラスとマイナスが反転することはありません。
そのため、大まかに「この通貨ペアなら買い注文でプラスのスワップが貰える」と考えておけば大丈夫です。
スワップポイントを狙ったFX取引のメリット
続いてはスワップポイントを狙ったFX取引のメリットを紹介していきましょう。
メリット
- 一度注文を保有したらしばらくは放置して良い
- 日中に時間がない方でも試せる
- 難しい知識がいらない
スワップポイントで利益を稼ぐ方法を「スワップトレード」とも呼びますが、日本人トレーダーの中にはスワップだけを狙って資産運用している方も少なくありません。
スワップトレードの魅力は「注文を保有するだけなので仕組みが単純」という点です。デイトレーダーのように1日中チャート画面に張り付いている必要がないので、誰でも簡単に始められます。
また、難しい知識が不要というのもスワップトレードのメリットです。為替差額を狙った取引ではチャート分析が必須となり、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析などの勉強をしなければなりません。
しかし、スワップトレードの場合は長期的に見てスワップポイントがプラスの通貨ペアを選ぶだけなので、初心者でも挑戦できるわけです。
スワップポイントを狙ったFX取引のデメリット
どんな取引手法にもメリットがあればデメリットもあります。そこで、次にスワップトレードのデメリットを見ていきましょう。
メリット
- 高金利の通貨価値が下がれば取引損失が生まれる
- ある程度の資金力が必要
スワップトレードで注意したいのが「ポジションの評価額」です。スワップ狙いで保有しているポジションでも為替レートが動けば含み損や含み益が発生します。
仮に1ヶ月後のスワップ利益が10万円だったとしても、取引による損失が10万円を超えてしまった場合にはトータルでマイナスとなるわけです。
そのため、スワップトレードでは「高金利かつ将来性にも期待できる通貨」を選ぶことが大事と言えます。
また、スワップトレードでそれなりの利益を得るためにはある程度の資金力が必要です。注文の数量に加えて、ポジションを長期間保有していてもロスカットされないだけの資金力が求められます。
しかし、逆に考えると「ある程度の自己資金があれば安定してスワップ利益が稼げる」ということにもなりますので、チャレンジするだけの価値はあると言えるでしょう。
スワップポイントが高くなりやすいFXの通貨ペア
ここからはスワップポイントが高くなりやすい通貨ペアについて解説していきます。
なお、プラスのスワップポイントが高いのは主に「経済新興国の通貨」です。これから経済的に発展しようとしている国は、金利を高く設定して外貨を求める傾向にあります。
その中でも代表的な国の通貨が絡んだ通貨ペアを3つ紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
トルコリラ/円(TRY/JPY)
トルコの通貨「リラ」と日本円を組み合わせた「トルコリラ/円(TRY/JPY)」は、昔からスワップトレード向きの通貨ペアとして有名です。
ちなみにトルコはアジアとヨーロッパの間に位置する国で、両方から観光客が訪れやすいといった特徴を持っています。また、トルコにはカッパドキアを始めとした世界遺産が数多く存在しているため、観光資源が豊富な国としても知られています。
さらに最近ではトルコ近海にて大規模な天然ガス田が見つかり「エネルギー輸出国」としての将来性も期待されるようになりました。
初めてスワップトレードに挑む方にはおすすめの通貨ペアと言えますので、ぜひチェックしてみてください。
南アフリカランド/円(ZAR/JPY)
南アフリカはアフリカ大陸の最南端に位置する国です。ゴールド・ダイヤモンド・プラチナといった鉱物資源が非常に豊富で、こうした資源の産出国として知られています。
そんな南アフリカの通貨「ランド」も非常に高い金利が設定されていて非常にスワップトレード向きです。
買い注文によってプラスのスワップポイントが受け取れるわけですが、南アフリカランド/円なら取引利益を狙うことも可能です。そのため、長期と短期の両方でメリットがある通貨ペアと言えるでしょう。
ただし、南アフリカは国内情勢などが不安定のため、為替レートが急変する可能性もあります。長期保有に向いている通貨ペアではあるものの、1日1回はチャートのチェックが必要です。
メキシコペソ/円(MXN/JPY)
中南米の中で代表的な経済新興国であるメキシコの「ペソ」も高金利が設定されている通貨のひとつです。
なお、あまりイメージがないと思いますが、メキシコは天然ガスや石油といった天然資源に恵まれている国です。
経済の規模はオーストラリアと同レベルとされていて、経済状況も比較的安定しています。
特に2020年から2023年にかけて「メキシコペソ/円(MXN/JPY)」の価格は上昇傾向にありますので、買い注文によるプラススワップと取引利益の2つが狙えます。
ほとんどの国内FX会社ではメキシコペソ/円を取り扱っていますので、スワップトレードを始めるなら各FX会社のスワップ金額を確認してみてください。
補足:米ドル/円(USD/JPY)について
「米ドル/円(USD/JPY)」は日本人トレーダーにとって最もメジャーな通貨ペアのひとつです。そんな米ドル/円でも高いスワップを受け取ることが出来ます。
これからドル高がまだ続くと考えている方なら米ドル/円のロングスワップを狙うのも悪くありません。
スワップポイントに関するQ&A
それでは最後にスワップポイントに関する疑問をQ&A形式で解消していきましょう。
スワップポイントで稼いだ利益は確定申告の対象になる?
スワップポイントは「利益」としてみなされますので、稼いだ分は確定申告の対象となります。
取引によって得た利益と合算した金額が「1年間の利益」となり、そこから経費や各種控除額を差し引いた金額が「課税対象所得」になるということです。
スワップポイントが反映される時間帯は?
スワップポイントが反映されるのは1日の営業が終わったタイミングです。具体的にはニューヨーク市場のクローズ時間が基準となり、日本時間だと「6:55~7:10(冬時間)」の間に反映されます。(夏時間では5:55~6:10)
ただし、FX会社によってはこの時間が数分前後する可能性もあります。とはいえ、だいたい朝の7時もしくは6時に反映されると思っておけば問題ありません。
スワップポイントを稼ぐのに必要な自己資金はいくら?
どれだけ少ない注文量でもスワップポイントは付与されます。しかし、ある程度の利益を求める場合にはそれなりの自己資金が必要です。
たとえば「トルコリラ/円」でスワップトレードをおこない、1ヶ月で数万円の利益を得ようとした場合の計算は以下の通りです。
- 「7円(トルコリラ/円レート)×100万通貨÷25倍=28万円の必要証拠金」
- 「買いスワップ=10円(1万通貨)」と仮定すると「10円×100×30日=3万円のスワップ利益」
- 証拠金維持率300%をキープすると考えれば必要な資金は「およそ100万円」
ご覧のように1ヶ月で3万円のスワップ利益を得るためには100万円ほどの自己資金が必要となります。
初心者からすると少々ハードルが高く感じられるかもしれませんが、「100万円を預けて月間3万円の利息を受け取る」と考えればかなり割の良い話です。
もちろんいきなり100万円を預けるのは不安だと思いますので、まずは10万円くらいから始めて3千円ほどのスワップ利益を狙ってみましょう。
スワップポイントを狙ったFX取引は長期的な資産運用におすすめ
FXにおけるスワップポイントの役割や高いスワップポイントが設定されているおすすめのFX会社などを紹介してきました。
ご覧いただいたようにスワップトレードは長期的な資産運用におすすめの方法です。「注文したら後はそのまま放置しておくだけ」というシンプルな仕組みが人気の理由となっています。
「FXに興味はあるものの為替などの知識がない」という方は、ぜひスワップトレードから投資を始めてみてください。