こんな疑問を解消します!
- FX自動売買ツールとは?
- FX自動売買のおすすめランキングは?
- 初心者が知るべきメリットとデメリットは?
「FX自動売買で手放しで稼ぎたい!」「不労所得を得たい!」このように考えて、FX自動売買を始めてみたい方も多いのではないでしょうか。
自動売買であれば、忙しい方であっても「自動」で利益を得ることができますので、夢の不労所得生活を送ることが可能です。
ちなみに、私も資産の一部を自動売買で運用しており、資産規模からみれば少額ですが毎月10万~20万円くらいの利益を稼いでいます。
しかし、自動売買の中には高額で販売されていて全く稼げない詐欺ツールもあり注意が必要ですが、この記事では金融庁に登録されている国内FX会社が提供している自動売買のみを取り上げます。
私も実際にそれらで運用して稼いでいますので、FX自動売買に興味がある方は是非最後までご覧ください。
FX自動売買とは?4つの種類について
FX自動売買のおすすめランキングに入る前に、「そもそも自動売買とは何か?」について整理しましょう。
飛ばしてランキングを見たい方は、「FX自動売買おすすめランキング」をクリックしてください。
FX自動売買とは、FX会社が提供しているシステムや自分で作成したプログラムを使って人間の代わりに自動でFX取引をすることです。
そんなFX自動売買には、大きく以下の4つの種類があります。
FX自動売買の種類
- リピート型:一定の値幅で売買を繰り返す
- ストラテジー選択型:事前に用意された戦略を選択する
- ストラテジー設定型:自分でストラテジーを設定する
- 開発型:EAなどのプログラムを購入・開発
開発型はEAと呼ばれる自動売買プログラムをMT4上で起動して売買をするもので、他と系統が異なる上級者向けなのでこの記事では触れません。
(参考記事:FXのEAとは?EAが使えるおすすめ口座とMT4への導入手順)
それ以外のリピート型とストラテジー選択型・設定型はFX会社が無料で提供している自動売買です。
リピート型は単純に一定の値幅で売買を繰り返すもので、ストラテジー選択型と設定型は予め用意された戦略を選択するか自分で設定する自動売買です。
それぞれ長所・短所がありますが、これからはじめて自動売買を行う方は、「ループイフダン」がおすすめです。
FX自動売買おすすめランキング
※1)1,000通貨単位あたりの片道手数料(新規注文または決済注文)
※2)記載ありのスプレッドは「原則固定例外あり」
※3)午前9時~翌午前4時まで
それではさっそく、おすすめのFX自動売買を順番に見ていきましょう。
おすすめ1位:ループイフダン(アイネット証券)
取引手数料 | スプレッド※ (米ドル円) | 取引最小単位 | 通貨ペア数 |
無料 | 2.0銭 | 1,000通貨 | 20種類 |
※アイネット証券のスプレッド情報(2023年3月4日)
アイネット証券から提供されている「ループイフダン」はリピート型の自動売買ツールです。
高めのスワップポイントが設定されていますので、中長期的な資産運用にもおすすめできます。
ループイフダンでは「B=BUY(買い注文)」「S=SELL(売り注文)」や、25銭や50銭といった売買値幅を決めるだけで設定が完了します。
例えば「B(買い注文)」と「25銭」を選んだら、25銭動くごとに買い注文と利益確定の決済を繰り返します。
FX初心者でも「すぐに理解できるシンプルな仕組み」というのがループイフダンの魅力と言えるでしょう。
ループイフダンの特徴
- 初心者向けのシンプルな仕組み(リピート型)
- 取引手数料は無料
- スワップポイントが高い
- 売買方向や値幅などの条件決めだけで運用できる
おすすめ2位:トライオートFX(インヴァスト証券)
取引手数料※1 1,000通貨単位あたり片道 | スプレッド※2 (米ドル円) | 取引最小単位 | 通貨ペア数 |
20円 | 非開示 | 1,000通貨 | 17種類 |
※1)取引数量1万通貨未満の場合。
1万通貨以上10万通貨未満は片道10円。
10万通貨以上50万通貨未満は片道5円
50万通貨超は無料
※2トライオートFXのスプレッド情報(2023年3月4日)
「トライオートFX」はインヴァスト証券から提供されている自動売買ツールです。
種類はストラテジー選択型となりますが、自分で自動売買の設定を作り上げることも出来ます。
トライオートFXにはFX上級者向けの「ビルダー機能」というものが備わっています。ビルダー機能では自分で自動売買の設定を作成できるので、既存のストラテジーに満足いかない方にはおすすめです。
また、ビルダー機能ではすでに用意されているストラテジーをアレンジすることも出来ます。初心者でも段々と慣れてくれば自分オリジナルの自動売買ツールが作れますので、ぜひ試してみてください。
トライオートFXの特徴
- ストラテジー選択型
- 用意されたストラテジーを選ぶだけで運用できる
- 自分で自動売買ツールを作成できる
- 東証スタンダード上場企業グループ
おすすめ3位:トラリピ(マネースクエア)
取引手数料 | スプレッド※ (米ドル円) | 取引最小単位 | 通貨ペア数 |
無料 | 非開示 | 1,000通貨 | 15種類 |
「トラリピ」はマネースクエアから提供されているリピート型の自動売買ツールです。
サービス名は「トラップリピートイフダン」の略称となりますが、こちらは特許も取得しています。信頼性や実績の豊富さで自動売買ツールを選ぶならトラリピもおすすめです。
たとえば「ドル円=100.00円のときに買い注文を出し、ドル円=100.50円になったら決済をする」といった設定を出せば、そのルールに従い注文と決済を繰り返してくれるのがトラリピの特徴となります。
もちろんトラリピはアプリにも対応していますので、スマホしか持っていない方でも利用可能です。「出来る限りローリスクな自動売買ツールを選びたい」「数百円単位の利益を毎日コツコツ貯めたい」といった方にはとてもおすすめのサービスと言えます。
トラリピの特徴
- リピート型自動売買の元祖
- リピート型の特許を取得
- 簡単な設定で運用スタート
- 損益シミュレーションなどのツールが充実
おすすめ4位:トラッキングトレード(FXブロードネット)
取引手数料 1,000通貨単位あたり片道 | スプレッド※ (米ドル円) | 取引最小単位 | 通貨ペア数 |
20円 | 0.2銭 | 1,000通貨 | 24種類 |
※FXブロードネットのスプレッド情報(2023年3月4日)
「トラッキングトレード」はFXブロードネットが提供しているリピート型の自動売買ツールです。
トラッキングトレードの仕組みはループイフダンやトラリピと似ており、設定した売買方向や値幅で売買を繰り返すレンジ相場に強いロジックです。
最大の特徴は、自動売買の取引手数料が安いことに加え、スプレッドも米ドル円0.2銭(原則固定)と極めて低コストである点です。
自動売買の中にはスプレッドが変動制で開示されておらず、コストが不明瞭なものも多いですが、FXブロードネットではその点が明瞭なのでコストを抑えたい方におすすめです。
トラッキングトレードの特徴
- リピート型の自動売買
- 取引手数料は無料でスプレッドが狭い
- 初心者でも扱いやすツール
- 少額から取引が可能
おすすめ5位:iサイクル2取引(外為オンライン)
取引手数料 1,000通貨単位あたり片道 | スプレッド※ (米ドル円) | 取引最小単位 | 通貨ペア数 |
20円 | 1.0銭 | 1,000通貨 | 26種類 |
※外為オンラインのスプレッド情報(2023年3月4日)
外為オンラインの「iサイクル2取引」は、リピート型の自動売買ツールです。
取引する通貨ペアや売買方向(買いまたは売り)、売買値幅などの条件を設定するだけで初心者でも運用を開始できます。
また、設定に迷ってしまう方は運用パフォーマンスのランキング情報などを参考に設定を選んでいくこともできます。
余談ですが前述の通り、リピート型自動売買の特許はマネースクエア(トラリピ)が保有していますので、過去に外為オンラインは特許侵害の訴訟を起こされて敗訴しています。
(もちろん、利用ユーザーに責任は無いですし、iサイクル2取引は訴訟後の新たな自動売買です)
iサイクル2取引の特徴
- リピート型の自動売買
- 簡単な設定で運用ができる
- 使いやすい取引ツール
- 無料セミナーが充実
おすすめ6位:みんなのシストレ(みんなのFX)
取引手数料 | スプレッド※ (米ドル円) | 取引最小単位 | 通貨ペア数 |
無料 | 非開示 | 1,000通貨 | 31種類 |
※参考:みんなのFXのスプレッド情報(2023年3月4日)
「みんなのシストレ」はみんなのFXから提供されているストラテジー選択型の自動売買ツールです。
利用するトレーダーは用意されているストラテジーの中から利益が出そうなものを選ぶだけなので、初心者でも簡単に扱えるところが大きな特徴と言えます。
みんなのシストレは1,000通貨から取引可能です。具体的な金額では、だいたい「5,000円」くらいから利用できます。そのため、初めてシステムトレードに挑戦する方にとってもハードルが低いと言えるでしょう。
そして、みんなのシストレが人気である理由は自動売買プログラムのほか「実際のトレーダーがおこなっている取引」を自分の口座に反映できるところです。FXの知識がない方でも毎日更新される「セレクターランキング」を参考にすれば、利益が出る可能性が高いストラテジーを見つけられますので一度ご覧になってみてください。
みんなのシストレの特徴
- ストラテジー選択型
- 気に入ったストラテジーを選ぶだけ
- セクターランキングなど参考情報が豊富
- 東証スタンダード上場企業が運営
おすすめ7位:ちょいトレFX(FXプライムbyGMO)
取引手数料 | スプレッド※1 (米ドル円) | 取引最小単位 | 通貨ペア数 |
無料 | 1.0銭 | 1,000通貨 | 14種類 |
※1)午前9時~翌午前4時まで
FXプライムbyGMOのスプレッド情報(2023年3月4日)
ストラテジー選択型・ストラテジー設定型という2つの要素を持っているのが「ちょいトレFX」です。
用意されているインジケーターから自分独自の自動売買設定がおこなえますので、より高度な取引をしたい方にはおすすめのサービスとなります。
「ちょいトレFX」は初心者から上級者まで、幅広い方々に利用されている自動売買ツールです。初心者の場合は既存のストラテジーを選ぶだけで自動売買が始められます。
また、前述の通りインジケーターから自動売買の設定ができるので、上級者の方でも満足のいくトレードが実現可能です。すでにあるストラテジーや自分で作ったプログラムをバックテストやリアルタイムシミュレーションで検証できるところも人気の理由と言えます。
ちょいトレFXの特徴
- ストラテジー選択型・ストラテジー設定型
- 初心者から上級者からまで対象
- インジケーターから自動売買の設定が可能
- GMOインターネットグループのFX会社
FX自動売買のメリットについて
ここからは「FX自動売買のメリット」について詳しく紹介していきます。
FX自動売買には以下のメリットがあります。
- 時間に縛られない
- 初心者でも簡単
- ストレスの軽減
- 感情的な取引がなくなる
- FXの勉強にも使える
自動売買のメリット①時間に縛られない
各FX会社から提供されている自動売買ツールはパソコンやスマホの電源を落とした状態でも、24時間自動で取引を続けてくれます。
そのため、裁量トレードよりも時間に縛られないといったメリットがあります。(裁量トレード=手動で取引をおこなうこと)
自動売買ツールを上手く使えば、普段の仕事をこなしている最中や寝ている時間にも利益を得る可能性があります。また、育児や家事によってFX取引をする時間がないという主婦の方にも自動売買はおすすめの運用と言えます。
自動売買のメリット②初心者でも簡単
FXの自動売買と聞くと「なんだか難しそう」と思われがちですが、国内FXの自動売買ツールであれば基本的に簡単な条件設定やストラテジーを選択するだけでシステムトレードを開始できます。
FXの知識がまったくない方でも始められるところが自動売買ツールの魅力なので、まずは一度利用してみたいFX会社のサイトをご覧になってみてください。
自動売買のメリット③ストレスの軽減
手動でFX取引をおこなう場合には常にパソコンやスマホでチャート画面を確認することになります。
また、チャート画面に張り付いていると自由に使える時間がなくなることでストレス過多にもなります。
これは相応にストレスが溜まる環境と言えますが、自動売買の仕組みを使えばこうしたストレスが軽減されるわけです。
自動売買のメリット④感情的な取引がなくなる
手動の取引では「負けを取り返すための感情的な注文」を出してしまうことがあります。FX取引で感情的になるのは非常に危険な行為です。
時にはいつもより多い注文量で一発逆転を狙ってしまう方もいますが、そういったトレードが上手くいくことはほとんどありません。
自動売買ではプログラムに沿った取引が淡々と進んでいきますので、感情的なトレードによる無駄な損失が減らせるということです。
自動売買のメリット⑤FXの勉強にも使える
FXの勉強にも役立つのが自動売買ツールのメリットです。FXの知識がまったくない方でも自動売買の注文履歴や注文方法を眺めていれば、段々とFXの仕組みが分かってきます。
FXのやり方が理解できると裁量トレードにも挑戦できるようになり、戦略の幅が広がります。
色々なネット情報を読み込むよりも実体験の方が勉強になりますので、まずは少額から自動売買を始めてみましょう。
FX自動売買のデメリットについて
どんなシステムでもメリットがあればデメリットもあります。そこで、ここではFX初心者が知っておきたい自動売買のデメリットについてまとめました。
- 想定外の為替変動に対応できない
- 取引に掛かるコスト
- 必ず利益が出るとは限らない
自動売買のデメリット①想定外の為替変動に対応できない
自動売買は設定したストラテジーに沿って注文が繰り返されます。そのため、突発的に発生した大きな為替変動には対応できません。
対して裁量トレードの場合は経済指標発表時のトレンドなどで利益を得ることが出来ます。このあたりは2つの取引方法を上手く組み合わせることが大切と言えるでしょう。
自動売買のデメリット②取引に掛かるコスト
自動売買ツールの中には取引手数料が掛かるものもあります。また、自動売買の場合は手動の取引よりスプレッドが広く設定されていることもあるので、コストという面では少し負担が大きくなってしまいます。
このことを理解した上で、自動売買ツールを利用するのであれば手数料無料・狭いスプレッドのところを選んでみてください。
比較記事:FXスプレッド(手数料)をFX会社のタイプ別に徹底比較
自動売買のデメリット③必ず利益が出るとは限らない
自動売買は利益を確証するものではありません。
選択するストラテジーや注文価格の設定が相場に合っていなければ当然「損失」が出ます。
一定期間システムトレードに挑戦して損失の方が大きくなる場合は、ストラテジーの変更や利用する自動売買ツールそのものを変える決断が必要です。
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FX自動売買に関するよくある疑問を解消
それでは最後にFXの自動売買に関するいくつかの疑問を分かりやすい説明で解消していきましょう。
FX自動売買の仕組みや種類は何があるの?
自動売買はその仕組みから3つのタイプに分けられます。
リピート型 | 自分が設定した価格・値幅で注文が繰り返されるシンプルな方法 |
ストラテジー選択型 | すでに設定されているプログラムを選び自動売買を始める方法 |
ストラテジー設定型 | 自分でカスタムしたプログラムに沿って自動売買をおこなう方法 |
初心者におすすめのタイプは「リピート型」「ストラテジー選択型」です。難しい知識が必要なく、既存の設定を参考にすれば簡単に自動売買を始められます。
なお、ある程度の経験を積んだらリピート型やストラテジー選択型でカバーしきれなかった部分を補うために「ストラテジー設定型」を利用するというのも悪くありません。
FX自動売買の取引手数料・スプレッドとは?
FX自動売買の取引手数料は1回の取引で必ず支払うコストのことです。また、スプレッドは買値と売値のレート差のことで、こちらも実質的な取引手数料となります。
自動売買ツールを選ぶときには「取引手数料の有無」と「スプレッドの幅」を合わせて確認することが大事です。当然、取引手数料はない方がトレーダーにとって有利です。
ただし、取引手数料が無料となっていてもその分のコストが「スプレッド」に含まれている場合もあります。そのため、取引したい通貨ペアの平均的なスプレッドを調べておくことも重要と言えるわけです。
FX自動売買の勝率・最大ドローダウン・取引回数とは?
ストラテジーを選択する際は「勝率」「最大ドローダウン」「取引回数」といった項目をよくチェックしておきましょう。たとえば勝率が高くても取引回数が圧倒的に少なかった場合はそこまで大きな利益が得られません。
つまり、ある程度の取引回数をこなした上で勝率が高いストラテジーこそ優秀と言えるわけです。また、最大ドローダウンとは「取引をしていく中で自己資金がいくらほど減ったか」を示す指標となります。
最大ドローダウンのパーセンテージが大きいストラテジーは利益が出ていたとしても「損失の方が上回る危険性」を含んでいるので注意しましょう。(逆に考えれば最大ドローダウンが少ないストラテジーは安全に資産運用できるということになる)
FXの自動売買詐欺に注意
FX自動売買を始める際には、自動売買詐欺に注意しなければなりません。「FXで稼ぎたい」という心理を狙った犯罪が「FXの自動売買詐欺」です。
ネット上では「必ず利益が出る!」などといった誇大広告で顧客を集め、実態のない自動売買ツールを販売する詐欺などが横行しています。
主な手口としては「高額な自動売買ツールを売りつけて返金に応じない」といったものが挙げられますが、他にも「稼げる自動売買口座があるので資金を預けてくれたら利益を渡す」など現金を直接搾取されるケースもあります。
投資の世界で「絶対に稼げる方法」というのは存在しません。そのため、ネット上だけでなく知人からの誘いであっても怪しげな甘言には騙されないようにしましょう。
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初心者でも簡単に利用できるおすすめのFX自動売買ツール(会社)を紹介してきました。
ご覧いただいたように国内FX会社の自動売買ツールは「ストラテジーを選ぶだけ」「注文の価格を決めるだけ」といったものが多く、FXの知識がない方でもすぐにその内容が理解できます。
自動売買ツールを利用したFXトレードは「時間がない方」や「少額から投資を始めたい方」におすすめの方法です。本業の仕事とは別に収入を得る方法を探している方は、ぜひ一度FXの自動売買を試してみてください。