こんな疑問を解消します!
- FXでおすすめのモニターは?
- FX用モニターを選ぶ際のポイントは?
- 複数モニターを使うメリット・デメリットは?
FXトレーダーというと複数のモニターを並べて作業しているイメージがあると思います。
そこで、この記事では複数のモニターを使ってFXをするメリットやデメリットを紹介していきます。
また、プロが推奨するFX用でおすすめのモニターも紹介します。
FXで複数のモニターは必要?
結論から先に伝えますが、FXを始めるとき絶対に複数のモニターを用意しなければならないということはありません。
ただし、複数のモニターを用意した方が便利ではあります。
そもそも複数のモニターを並べる理由は「情報取得用の画面」と「注文を出す画面」を分けて使いたいからです。
たとえば1台のパソコン画面だけで取引をする場合には、チャート分析画面から注文画面に切り替えるとき数秒のタイムラグが生まれます。
為替の価格は数秒だけでも0.001円単位の変化を見せますので、「チャート分析の結果このタイミングで注文を出そう」⇒「実際に注文を出す」という流れにタイムラグを発生させたくないわけです。
ちなみに初心者の場合だと「それくらいの金額の差なら問題ないのでは?」と思うかもしれませんが、0.001円の差でも注文量によっては利益や損失の額が大きく変わってきます。
こうした差をなくすために専業トレーダーたちは情報取得用の画面と注文用の画面を使い分けているということです。
それでは次に、複数のモニターを使うメリットやデメリットをさらに詳しく掘り下げていきましょう。
おすすめのモニターを知りたい方は、記事後半「FX用モニターのおすすめ商品」をご覧ください。
FXで複数のモニターを使うメリット
まずは複数のモニターを使ってFXをするメリットから紹介していきます。
FXで複数のモニターを使うメリット
- 情報を取得する画面と注文を出す画面を使い分けられる
- 複数のチャートを同時に確認できる
- 複数の注文を同時に確認できる
①情報を取得する画面と注文を出す画面を使い分けられる
先ほども触れたように情報を取得する画面と注文を出す画面を使い分けられるというのは大きなメリットです。
たとえば1枚のモニターはチャート分析、もう1枚のモニターは経済指標発表の結果という形で同時に情報を確認できれば、そのタイミングに最適な注文を出せるようになります。
また、分析画面と注文画面を何度も切り替えていると「注文ミス」を起こすこともありますが、そういったミスをなくせるのもメリットのひとつと言えるでしょう。
ちなみにFX初心者がよくするのは「注文量の入力ミス」です。仮に1ロットの注文を出そうとして2ロットの注文を出してしまった場合には倍の証拠金を使うことになります。
逆に2ロットの注文を出そうとしたのに画面を切り替えたことによってロット数が初期値の1ロットになってしまった場合は、その注文で得られる利益が半分になってしまうわけです。
こうしたミスをなくしたい方は、どうぞ複数の画面を用意してみてください。
②複数のチャートを同時に確認できる
複数のチャートを同時に確認できるのもメリットのひとつです。
複数のモニターがあると、たとえば5分足のチャートと1時間足のチャートを同時に確認して「トレンドの方向性」を見極めるといった場合に役立ちます。
また、通貨ペアの中には相関関係・逆相関関係になっているものが多く存在します。関係性のある通貨ペアのチャートを並べることで精度の高い予測ができるというのも複数のモニターを使う利点です。
通貨ペアの相関関係について
- 米ドル円とユーロ円は似たような値動きを見せることが多い
- 米ドル円の価格が上がったら、次にユーロ円の価格が上がる可能性も高いと推測できる
- この際、別の画面でユーロ円の買い注文を出しておけば利益が出る確率も上がるかもしれないということ
こちらは複数のモニターを使ったチャート分析の一例ですが、こういった使い道もあるということを覚えておきましょう。
ちなみに逆相関関係としては「米ドル」と「金(ゴールド)」が有名です。昔から米ドルの価格が上がると金(ゴールド)の価格が下がる、米ドルの価格が下がると金(ゴールド)の価格が上がると考えられています。
FXではこうした銘柄のチャートを複数の画面でチェックすることも大事なので参考にしてみてください。
おすすめのチャートについては、以下の「FX初心者におすすめのチャート」の記事をご覧ください。
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FX初心者におすすめのチャート5選!仕組みや選び方も解説
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③複数の注文を同時に確認できる
FXの取引をしていると複数の注文を同時に保有することもあります。この際にそれぞれの注文を個別の画面で操作できる状態にしておくと、損切りや利確のスピードが上がります。
特に相場が荒れているときには数秒の時間経過で損失と利益が入れ替わることも少なくありません。
ひとつの画面で注文を切り替えようとするとタイムラグが発生して損切りや利確に失敗することもありますので、そういったマイナスな要素を減らすために複数モニターの利用が必要となってくるわけです。
また、複数の注文を保有していると残しておきたい注文と決済する注文を間違えることもありますが、個別の画面で操作できればそういったミスの防止にも役立ちます。
FXで複数のモニターを使うデメリット
続いては複数のモニターを使うデメリットについて解説していきます。
取引をする上では数多くのメリットがありますが、実際に何枚もモニターを用意するにはいくつかの問題点が出てきますので事前にチェックしておいてください。
FXで複数のモニターを使うデメリット
- パソコンやモニターの知識がない人には難しい
- 初期投資コストが掛かる
- 物理的なスペースが必要
①パソコンやモニターの知識がない人には難しい
複数のモニターをパソコンと接続させ正常に動作させるにはそれなりの知識が必要です。
また、どういったモニターを選べば良いのか?という部分も初心者には難しい点と言えます。
また、そもそもFXを始めて間もない方だと複数の画面を使いこなせない可能性もありますので、自分のレベルを考えながら分析用モニターの導入を検討してください。
②初期投資コストが掛かる
FX用にモニターを買おうとすると初期投資としてのコストが嵩みます。ちなみに新品のモニターの価格相場はおよそ5万円前後です。
安いものなら2~3万円のものもありますが、それでも3台用意しようとすれば10万円弱くらいのお金が必要となります。
本格的にデイトレーダーになろうと決心して、さらにお金も潤沢にある方なら問題ありませんが、思い付きで購入するにはいささかコストが高いと言えるでしょう。
③物理的なスペースが必要
複数のモニターを使うとなると物理的なスペースが必要となってきます。仮に24インチ~27インチのモニターを横に並べる場合は幅1メートル以上のデスクも用意しなければなりません。
自宅にいくつか部屋がある方なら一室をトレード部屋にしてしまうという手もありますが、ワンルームや1Kタイプのマンションに住んでいる方だと生活空間が圧迫される可能性が出てきます。
そのため、モニターを購入する前にはデスクなどを並べられるかどうかをチェックしておいてください。モニターを買った後に「結局並べきれない…」となってしまったら費用が無駄になってしまいます。
FX用モニターを選ぶコツ
ここからはFX用のモニターを選ぶコツについて解説していきます。
どういったモニターなら使いやすいのか?という疑問を持っている初心者の方は、こちらを参考にしてみてください。
画質はあまり気にしなくて良い
FXトレード用にモニターを買う場合は、そこまで画質にこだわらなくて大丈夫です。
ゲームや映画を見るためにモニターを買うなら高画質なものを選んだ方が良いと思いますが、FXのチャート分析やニュースチェックくらいなら平均的な画質で問題ありません。
また、画質にこだわらなければ安いモニターが買えますので、コストというデメリットが解消されます。
サイズは24インチ~27インチ
FX用のモニターを選ぶ場合、サイズは24インチ~27インチくらいが適切だと思います。
あまり大きな画面を用意しても意味がありませんので、これくらいのサイズのモニターを探してみましょう。
ちなみにモニターの中には縦横の画面を回転させられるものもありますので、スペースを有効に使いたい方はそういった機能の有無も確認しておいてください。
大きさを揃えた方が見やすい
複数のモニターを並べる場合は大きさを揃えるようにしましょう。モニターのサイズにバラツキがあると画面が見づらくストレスが掛かってしまいます。
また、サイズが違うモニターでチャート分析をおこなっていると、同じ時間足のチャート画面でも印象が変わってくることがあります。
もちろんチャート上には価格と時間の軸が表示されているので、そこを見れば価格推移の確認は可能です。ただし、受ける印象が変わると注文のタイミングや方向性がズレてきてしまうかもしれないので、チャート分析用の画面はできるだけ同じサイズのモニターを使ってみてください。
FX用モニターのおすすめ商品
それでは最後にFX用モニターのおすすめ商品を紹介していきます。
DELL U2720QM 27インチ4Kモニター
こちらはDELLから販売されている4K対応の27インチモニターです。
主な特徴
- サイズ:18.5 x 61.13 x 52.52 cm
- 重量:6.6 kg
- 解像度:3840 x 2160ピクセル
- USB-TypeC接続可能
- VESA Display HDR 400対応,
- ちらつき防止(ブルーライト軽減)
ワイドな画面でチャート分析やニュースチェックをしたい方におすすめのモニターです。画面の縦横回転や高さ調整も可能なタイプで汎用性に優れたモニターと言えます。
本格的にFXを始めるなら、こちらのモニターをぜひ利用してみてください。
LG 24UD58-B 23.8インチ4Kモニター
続いてはLGから販売されている4K対応の23.8インチモニターを紹介します。
主な特徴
- サイズ:55.37 x 6.08 x 33.3 cm
- 重量4 kg
- 解像度:3840×2160ピクセル
- 入力端子はHDMI(Ver2.0)×2、DisplayPort×1
- AMD FreeSync対応
- HDCP2.2対応
小さ目のモニターを選びたい方にはこちらの商品がおすすめです。同じ画面を2~3枚並べる場合でも便利なサイズ感と言えます。
また、値段が4万円前後と非常にリーズナブルなところも魅力的です。初期投資のコストを抑えるならこうしたモニターを選びましょう。
BenQ GW2780T 27インチアイケアモニター
最後に紹介するのは「BenQ」の27インチモニターとなります。
主な特徴
- サイズ:61.2 x 23.9 x 43 cm
- 重量:6.6kg
- 解像度:1920×1080ピクセル
- 縦横回転機能つき
- 高さ調整可能
- アイケア機能が充実
こちらは値段重視でFX用モニターを探している方におすすめの商品です。ほかの2つのモニターより解像度は低いものの、2.6万円ほどの価格で27インチモニターが買えると考えればコスパ的には良いと思います。
また、画面は縦横回転や高さ調整が可能です。FXチャートを確認する分には特に問題がありませんので、初めてモニターを購入する方はこちらの商品から試してみてください。
高スペックなチャートやツールがあるおすすめFX会社は、以下の「FXおすすめ口座比較」の記事をご覧ください。
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本格的にFXを始めるなら複数のモニター利用がおすすめ
FX取引に複数のモニターを利用することは必要かどうか?について解説してきました。
必ずしも複数のモニターを用意しなければならないわけではないものの、やはり複数の画面があると別々の時間足や通貨ペアを同時に確認できるので便利です。
また、タイムラグなしで色々な情報を取得できて、適切なタイミングで注文を出せるようになるところも大きなメリットと言えます。
もちろんコストやスペースといった点に関してはデメリットに感じる部分もありますが、絶対に解消できない問題ではありません。
これからFX取引で稼ぎたいと思っている方には複数モニターでのチャート分析・独立した注文画面といったスタイルをおすすめしますので、ぜひ一度検討してみてください。