こんな疑問を解消します!
- FXでおすすめのチャートはどれ?
- 初心者でも使いやすいチャートは?
- チャートの仕組みや選び方は?
この記事では「FX初心者におすすめのチャート5選」を紹介していきます。チャートとはFXの分析でメインとなるツールです。
チャートは為替の値動きをグラフ化したもので、主にローソク足と呼ばれる形で表示されます。
FX会社ではそれぞれ優れたチャート画面を開発し、トレーダーにとって使いやすい取引プラットフォームを用意しています。
チャート画面との相性はFX取引をする上で重要なポイントとなりますので、ぜひこちらの内容を最後までご覧になっていってください。
FXのチャートとは?仕組みや見方などを解説
それではまず、チャート画面の仕組みや見方などを解説していきましょう。
画面に表示されているチャートがどういったことを表しているのかを理解できていないとFX取引に進めません。
FXのチャートは対象通貨ペアの値動きを表す
冒頭でも伝えた通り、FXのチャートは自分が選んだ通貨ペアの値動きの推移を表しています。グラフ化されたチャートを見ながら分析をおこない、今後の注文に役立てるというのがFXの流れです。
なお、チャートには色々な種類がありますが、日本でよく使われているのは前述の通り「ローソク足」です。ということで、次にローソク足チャートの仕組みや見方をご覧いただきましょう。
ローソク足チャートの仕組みや見方
ローソク足のチャートは、過去から現在までの値動きが「陽線」「陰線」の2つで構成されています。
また、ローソク足1本で、1時間や1日など、一定期間のなかで4つの時点の価格を示します。
ローソク足のチャート
- 陽線:始値よりも終値の方が高いローソク足を指す
- 陰線:終値よりも始値の方が高いローソク足を指す
高値・安値・始値・終値
- 高値:一定期間内で最も高い価格
- 安値:一定期間内で最も安い価格
- 始値:一定期間内ではじめてついて価格
- 終値:一定期間内で最後についた価格
陽線が続いていれば価格が「上昇傾向」にあると判断ができて、逆の場合には「下降傾向」にあると判断できるわけです。
ちなみにローソク足の上下には「ひげ」と呼ばれる線が付いています。この「ひげ」はそれぞれ「高値」と「安値」を表すものです。
FXチャートの使い方とは?分析方法や選び方を解説
チャートの基本概要が分かったところで、次はFX取引にチャートを活用する方法を紹介していきます。
チャートを分析して今後の値動きを予測する方法やチャートから損切りや利確を判断する方法、また使いやすいチャート画面の選び方などをご覧ください。
①FXチャートでおこなうテクニカル分析
FXのチャートは分析のために用いられるものです。ローソク足が表示されたチャート画面に「インジケーター」と呼ばれる指標や「トレンドライン」などを引いて、今後の値動きを予測するというのが一般的なチャート分析方法となります。
こちらはローソク足のチャートに「ボリンジャーバンド」のインジケーターを表示させたときの画面です。インジケーターはひとつだけで使うよりも複数組み合わせた方が分析の精度が高まります。
ただし、無闇にたくさんのインジケーターを表示させるとチャート画面が見づらくなるので、だいたい3つ前後に抑えることが普通です。
記事:FXのテクニカル分析とは?初心者におすすめのインジケーター3種類
②損切りや利確の設定
FX会社が用意するチャート画面には「注文機能」が付いているものもあります。注文機能が付いている場合は、チャート分析をしながら「損切り」や「利確(利益確定)」といった設定もおこなえるので便利です。
損切り
保有するポジションにあらかじめ「ここまで損失が出たら決済をする」「レートが○○円になったら決済をする」といった予約を出しておくこと
利確
保有するポジションにあらかじめ「ここまで利益が出たら決済をする」「レートが○○円になったら決済をする」といった予約を出しておくこと
損切りや利確はFX取引をする上で欠かせないテクニックです。その目安となる価格をチャート上で判断するのも分析の目的と言えます。
③使いやすいFXチャートを選ぶ方法
FX取引をする場合は自分にとって使いやすいチャート画面を選ぶことが大切です。その上で初心者がチェックすべき項目を以下にまとめてみました。
チェックポイント
- 画面の見やすさ
- 操作の簡単さ
- 使えるインジケーターの数
- ローソク足に対して選べる時間の数
- 注文機能の有無
- 無料かどうか
どれだけ高性能なチャート画面でも視認性が悪ければ使い物になりません。色々な情報が画面上でごちゃごちゃしていると分析結果がまとまらないので、できるだけシンプルなものを選びましょう。
また、簡単に操作できるかどうかも重要です。特にワンクリックで注文できる機能が付いているチャート画面は重宝しますので、そちらも事前に確認してみてください。
あとは搭載されているインジケーターの数、選べる時間足の数も大事な要素と言えるでしょう。使えるインジケーターが少ないと自分が得意とするチャート分析が出来なくて困ってしまいます。
なお、日本のFX会社で提供されているチャート画面・チャートツールは基本的に無料です。そのため、わざわざお金を払ってまで特別なチャート画面(ソフトウェア)を購入する必要はありません。
FX初心者におすすめのチャート5選
それではここから、FX会社が用意しているおすすめのチャートを紹介していきます。
初心者の方でも簡単にテクニカル分析ができるチャートが揃っていますので、ぜひ参考にしてみてください。
チャート以外の項目も踏まえてFX口座を検討したい方は、以下の「FXおすすめ口座比較」の記事をご覧ください。
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①GMOクリック証券(プラチナチャート)
プラチナチャートのおすすめポイント
- FXとCFD銘柄の両方を表示できる
- 画面は最大16分割可能
- スピード注文機能あり(ワンクリック注文)
- 使えるインジケーターが38種類と豊富
- 描画オブジェクトも25種類
- もちろん無料
GMOクリック証券ではFX取引以外にもCFD取引、先物取引、オプション取引などが提供されています。そのうちFXネオとCFD取引(ゴールドやガスなど)の銘柄を同一画面に表示できるところがプラチナチャートの魅力です。
また、最大16分割できますので、複数の銘柄に投資をする場合はとても便利です。チャート画面にはワンクリックで注文を通せる「スピード注文機能」が付いていて、思った通りのタイミングで注文・決済がおこなえます。
さらにテクニカル分析のベースとなるインジケーターの数も38種類と非常に豊富です。ボリンジャーバンドや移動平均線といったメジャーな指標はもちろんのこと、マイナーなインジケーターを選ぶことも出来ます。
このようにGMOクリック証券のプラチナチャートは「視認性・機能性・操作性」の三拍子が揃ったチャート画面であり、初心者・上級者を問わずおすすめです。
②DMMFX(プレミアチャート)
プラチナチャートのおすすめポイント
- 同じ画面上に複数のチャートを表示できる
- 複数の画面で分割表示も可能
- 使えるインジケーターは29種類
- チャートに経済指標情報を反映させられる
- アラート機能を使えば投資のチャンスを逃さない
DMMFXのプレミアチャートはテクニカル分析に特化したツールです。画面上では29種類のインジケーターが使えて、さらに同一画面上に複数のチャートを重ねられるところが特徴的な部分となっています。
値動きが似ている銘柄や相反する銘柄のチャートを重ねれば、値動きが反転するタイミングなどが分かってとても便利です。もちろん分割した画面で複数の銘柄をチェックすることも出来ます。
また、初心者にとってありがたいのはチャート画面上で経済指標情報を確認できるところです。経済指標発表時に起こりやすいトレンド相場を狙うなら、このプレミアチャートがおすすめと言えるでしょう。
そのほか、設定した価格になったとき「アラート」でお知らせしてくれる機能も付いています。なお、こちらはあらかじめ予約を出しておく指値注文ではなく価格が動いた後に再度相場を分析したいときに役立つ機能です。
③LIGHT FX(アドバンスドトレーダー)
アドバンスドトレーダーのおすすめポイント
- 世界的に使われている「Trading View」を採用
- 画面のレイアウトが自由自在
- 画面のカラーもブラック、ホワイトから選択可
- 20種類のインジケーターを標準搭載
- 自社ユーザーの売買比率などが確認できる
LIGHT FXで使える「アドバンスドトレーダー」では世界中のトレーダーが利用しているTrading Viewを選択できます。画面を切り替えることで2つのチャートツールを使えるところが最大の特徴です。
また、画面のレイアウトを自分で変えられるところも魅力的な部分です。メインチャートを上にして気配値画面を下に移動させることも出来ますので、ぜひ色々と試してみてください。
チャートには20種類のインジケーターが搭載されていて、精度の高いテクニカル分析がおこなえます。さらにアドバンスドトレーダーではLIGHT FXユーザーの売買比率が分かる機能もあり、注文の参考となる情報が盛りだくさんです。
④外為どっとコム(G.comチャート)
G.comチャートのおすすめポイント
- 最大9つのチャートを表示可能
- 見やすいシンプルな画面
- マウスでの簡単操作
- 使えるインジケーターは21種類
- 通貨ペア同士の相関分析も可
外為どっとコムで用意されているチャートは視認性と操作性に優れた「G.comチャート」です。こちらの画面には最大で9つのチャートを表示させられます。
画面の作り自体が非常にシンプルなので、初心者でもチャート内容を確認しやすいところが大きな特徴です。また、マウスでドラッグをするだけで画面を左右にずらせます。
使えるインジケーターは21種類と平均的ですが、一目均衡表・ボリンジャーバンド・RSI・RSI・MACDといった使用頻度の高い指標がしっかりと含まれていますので不便さはありません。
なお、独自の機能としては通貨ペア同士の相関分析ができる点、価格変動率の比較機能が付いている点が挙げられます。
⑤松井証券FX(FXトレーダー・プラス)
FXトレーダー・プラスのおすすめポイント
- 使えるインジケーターは30種類
- 時間足が18種類と非常に豊富
- 視認性抜群のインターフェース
- ワンクリック注文が可能
- 様々なチャート比較機能を搭載
- 設定した価格に達した場合はメールでお知らせ
松井証券FXで使える「FXトレーダー・プラス」も様々な機能を搭載しています。使えるインジケーターは30種類で、設定できるローソク足の時間は18種類です。
時間足が18種類というのはかなり豊富な方で、時間を細かく分けて分析をおこなう方にはぴったりのチャート画面と言えるでしょう。また、余計なものを省いたシンプルなインターフェースというのも非常に好印象です。
なお、こちらの「FXトレーダー・プラス」ではワンクリックでの注文も出来ます。同一画面上に複数のチャートを並べることも可能であり、機能面に関して不便なところが一切ありません。
FXのチャートに関するよくある質問
それでは最後にFXのチャートに関するいくつかの疑問をQ&A形式で解消していきます。
テクニカル分析におすすめのインジケーターは?
初心者がテクニカル分析をする場合のおすすめインジケーターは以下3つです。
- 移動平均線:指定した期間の平均価格を示すもの
- ボリンジャーバンド:値動きの勢いやトレンド時の値戻りを分析するもの
- RSI:市場での売買の強さを視覚化したもの
どれも非常にメジャーかつ基本的なインジケーターとなりますが、こちらの3つを上手く使えるようになれば初心者からワンランク上のトレーダーにステップアップできます。
チャート分析をすれば利益が出るのか?
チャート分析をすれば必ず利益が出るというわけではありませんが、やはりFXで稼ぐためにはチャート分析が必須と言えるでしょう。また、FXの分析方法にはチャートを使ったテクニカル分析のほか「ファンダメンタルズ分析」というものもあります。
利益を出しているトレーダーの多くは、この2つを上手く組み合わせて精度の高い分析をおこなっています。これからFXを始める方は参考にしてみてください。
Xのチャートが動かないときの原因と対処法は?
FX会社のチャート画面が動かない場合は「ログインできていない」「ネット環境や通信が不安定」「デバイス(PCやスマホ)のスペック不足」といった原因が考えられます。
ログインしないとチャート画面を表示できないものであれば、再度ログインをし直してみてください。ネット通信やデバイスに問題がある場合には、相応の環境を整えましょう。
なお、FXの市場は土日休みとなっています。そのため、チャート画面が開けたとしても土日はチャートが動きません。
FX初心者ならチャート画面が見やすい会社を選ぼう
FX初心者に向けて「チャートの仕組み」や「おすすめのチャート画面を用意しているFX会社」を紹介してきました。
ご覧いただいたようにチャート画面はFXをする上で非常に重要なポイントです。自分にとって使いやすいチャートを選ばないと注文のタイミングなどを逃してしまいます。
なお、本文で取り上げた5つのFX会社とそのチャート画面は実際の利用者も多く初心者におすすめです。FX会社選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。