こんな疑問を解消します!
- FXの勉強でおすすめの本は?
- FX本を選ぶ時のポイントは?
- FXの本の活用法は?
この記事では「FXの勉強におすすめの本」に関する情報をまとめました。これからFXを始めようとしている方の多くは「FXの知識や経験」がないと思います。
「FXの本を読むこと」は、そういった方がFXの勉強をするのにもっとも手っ取り早い方法です。ネットでも勉強できることはありますが、やはり一冊の本としてちゃんと出版されているものの方が「誰が書いたか分からないネット記事」よりも信憑性や実用性が格段に上と言えるでしょう。
そこで、ここではFXの勉強におすすめの本を5冊ご紹介していきます。また、初心者向けに本の選び方や本の活用方法も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
FXの勉強におすすめの本5選
FXの本でどれを選べばいいか分からない方は、まずは以下の5冊の中から選んでみましょう。
FXの入門書や漫画形式でFXを解説している本、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析に役立つ書籍をピックアップしましたので、ぜひご覧ください。
7日でマスター FXがおもしろいくらいわかる本
こちらの「7日でマスター FXがおもしろいくらいわかる本」はFX・投資の知識がまったくない方におすすめの本です。
この本のポイント
- イラストが多いので読みやすい
- 会話形式で疑問を解消してくれる
- 取引の仕方や分析方法まで分かる
極力難しい言葉を使わずに専門用語を解説し、FXの始め方や流れを教えてくれる本となっています。イラストが多いので普段あまり本を読まない方でもスラスラと最後まで読破できるところがおすすめのポイントです。
また、初心者にありがちな疑問を会話形式で解消していってくれる部分も多くの方から選ばれている理由と言えます。
FXの入門書として非常に優れた一冊なので、ぜひ参考にしてみてください。
勝っている投資家はみんな知っているチャート分析
こちらはFX取引に必要な「チャート分析方法」をまとめた一冊です。
過去の値動き・データからインジケーターなどによって今後の値動きを分析する方法を「テクニカル分析」と呼びますが、この本では10大テクニカル指標の使い方を分かりやすく説明しています。
この本のポイント
- チャート分析手法を一通り網羅
- 10大テクニカル指標を解説
- 漫画を用いりながら分かりやすく解説
この本のテクニカル指標はチャート分析に欠かせない要素やインジケーターなので、初心者は必ず抑えておいた方が良いと思います。ちなみに本書の特徴は漫画を用いながら「各インジケーターの意味」などを解説しているところです。
特にボリンジャーバンドやRSI、一目均衡表は多くのトレーダーが使っているインジケーターとなります。これだけでも覚えておけば基本のテクニカル分析が出来ますので、ぜひチェックしてみてください。
記事:FXのテクニカル分析とは?初心者におすすめのインジケーター3種類
本気で稼ぎたい人のためのFXファンダメンタルズ分析の教科書
こちらは「元手取り15万円のサラリーマンで年収5000万円達成の現役FXトレーダーが分かりやすく解説」という副題が付いている本ですが、ファンダメンタルズ分析を知るのに役立つ一冊となっています。
ファンダメンタルズとは経済的な事案によって為替がどう動くか?を予測・分析する方法です。
この本のポイント
- 年収5,000万円の実績がある著者が解説
- ファンダメンタルズ分析の基礎を網羅
- 初心者向けに分かりやすく説明
簡単に言えば「米国の金利が上がったのでドル円のレートが今後上がる(または下がる)」「大口の投資家たちが○○に投資をし始めたので△△の価格が上がる(または下がる)」などを分析する方法となりますが、そのやり方や仕組みを分かりやすくまとめた一冊がこの本です。
「金利とFXの関係性」「経済指標とFXの関係性」といった部分を初心者向けに解説しているので非常に読みやすいと思います。なお、FXで利益を得るためにはテクニカル分析だけでなくファンダメンタルズ分析も重要です。両方の特長を活かしながら値動きを分析することで精度の高い予測が出来るようになります。
トレーダーの精神分析
続いて紹介するのはトレーダーとしてのメンタルを鍛える本です。FXを継続的におこなっていく上ではメンタルの強靭さがとても重要となってきます。
この本のポイント
- トレードで必要なメンタルの鍛え方を解説
- 精神的に安定して取引する方法を解説
- メンタルに不安がある方におすすめ
数千円~数万円くらいの取引であれば精神的なストレスもそこまで大きくありません。ただ、勝ち進んでいけば数十万円~数百万円、それ以上の取引をおこなうことも出てきます。
そういった緊張感のある取引、相場状況でもいつものトレードが出来るかどうか?というのは非常に難しい部分です。「プロの技術とは自分のなかで習慣になったスキルである」とは本書の表紙に書かれている言葉ですが、常に同じパフォーマンス(取引)を発揮できるメンタル・精神力を養っておくこともトレーダーとしては大事な努力と言えるでしょう。
ゼロから始める!マンガFX入門
最後に紹介するのは、FXどころか「円安・円高」の意味や仕組みさえ分からないという超初心者に向けた一冊です。
この本のポイント
- 全編漫画での解説なので読みやすい
- ストーリー仕立てになっているため難しい用語も覚えやすい
- 実際に読んだ方のレビューも多く信頼できる
中身が漫画なので活字が苦手という方にもおすすめの本となっています。また、基礎的な知識からおすすめの分析方法まで幅広く取り扱っていて買って損のない一冊とも言えるでしょう。
「FXに挑戦したいけど何から勉強したら良いか分からない」といった初心者であれば、まずはこちらの本から勉強を始めてみてください。
FXの勉強におすすめの本・種類と選び方
FXに関する情報が書かれた書籍はたくさん販売されています。
初心者の場合だと「どれを読めばいいか分からない」と感じてしまいますが、FXの本にはいくつかの種類がありますのでまずはその種類から説明していきましょう。
①FX入門書:基礎的な知識を学ぶ
FXの知識がまったくない方の場合は「入門編」「入門書」と書かれた本を選んでみてください。ちなみに最近は漫画でFXの仕組みを解説する書籍も増えているので、活字が苦手な方でも読みやすくなっています。
なお、FX入門書の特徴は難しい専門用語を簡単な言葉で説明しているところです。「FXとは何か?」「売買の仕方は?」「チャートやローソク足とは?」といった超基本的な疑問を解消できますので、最初に読む本としてはぴったりだと思います。
もちろん当記事の後半では、そんな初心者向けのFX入門書も紹介していますので参考にしてみてください。
②テクニカル分析の本:チャート分析方法を学ぶ
FXを勉強する上で欠かせないのが「テクニカル分析」です。
そんなテクニカル分析を学ぶために様々な本を読むというのは非常に良い方法だと思います。
テクニカル分析とは?
- 過去の値動きやデータから将来の値動きを予測する方法
- 分析にはインジケーターやトレンドラインといった指標が用いられる
- 規則的に相場が動いているときはテクニカル分析が有効
テクニカル分析方法には数多くの種類があります。インジケーターの使い方もひとつだけでなく、複数の指標を組み合わせることで精度の高い分析が出来るようになります。
そういった勉強のためにも一冊くらいはテクニカル分析・チャート分析系の本を読んでおきましょう。もちろん分析の精度を上げるためには一冊だけではなく、いくつかの本を比較することも大事です。(一冊だけだと考え方が偏ってしまう)
③ファンダメンタルズ分析の本:値動きの傾向や市場の動向を学ぶ
為替の値動きというのは投資家たちの動きによって変わってきます。そんな市場の動向を予測するために役立つものが「ファンダメンタルズ分析」です。
テクニカル分析は過去のデータから今後の相場予測を立てますが、ファンダメンタルズ分析はどちらかと言えばリアルタイムの状況をベースにして予測をおこないます。
「○○の経済指標が発表されたときには投資家たちがどう動くのか?」「△△の国の金利が上がった場合、どの通貨ペアの値動きが活発になるのか?」など、そのときに公開される経済ニュースによって相場は変動しますので、テクニカル分析と同じようにファンダメンタルズ分析はFXの取引に欠かせない要素と言えるでしょう。
そんなファンダメンタルズ分析を学ぶには実績のあるトレーダーやアナリストの本を読むことがベターです。少し難しい内容となりますが、FXで利益を得るためには必要な努力なので一度ご覧になってみてください。
④FX実践本:FXの成功体験や失敗体験からトレードの仕方やメンタルを学ぶ
実際にFXを体験して「成功した人」「失敗した人」の本は初心者にとって学びのある内容となっています。また、FX体験記はトレーダーのメンタルを知るためにも重要な一冊です。
「成功した人はどういったメンタルで取引をおこなっているのか?」「失敗した人に共通する部分はどこなのか?」を学ぶと、自分がトレードをおこなう際にとても役立ちます。
特にFXで失敗した人がよくやるクセ、取引の仕方を知ると良い反面教師となりますので、そういった失敗経験もぜひチェックしてみてください。
⑤FXをテーマにした漫画:漫画でFXのやり方や仕組みを学ぶ
FXどころか超基礎的な経済知識(円安円高、ドル円、為替など)すらないという方には、FXの仕組みを漫画で解説した本がおすすめです。入門書の項目でも少し触れましたが、最近はFXの手法などを漫画仕立てにした書籍がたくさん販売されています。
漫画であれば難しい内容でもスッと頭に入ってきますので、初心者には非常におすすめです。ちなみにFX関連の漫画には「専門書」として売られているものもあれば、完全に「コミック」として売られているものもあります。
どちらもFXの勉強には役立ちますが、専門書の方が正しい知識は身に付きやすいという点を覚えておきましょう。
FXの勉強におすすめの本・活用方法について
次にFX関連の本で学んだことを実際のトレードに役立てる「活用法」を紹介していきます。
やはり本を読んだだけではトレード力・分析力は上がりません。デモトレードで実践してみたり自己資金を投じたりすることで本当の知識・経験となります。
本で学んだ知識を実践してみることが大事
FXの本で学んだことは実践してみることが大事です。もちろんいきなり自分のお金を使うのは不安という方も多いと思いますが、そういった場合にはデモトレードがあるFX会社を利用してみてください。
デモトレードとは架空の資金を使ってFXの体験ができる口座・機能のことです。国内のFX会社では自社の取引環境を確認してもらうためにデモトレードを用意しているところがたくさんあります。
本で学んだテクニカル分析やファンダメンタルズ分析などをデモトレードで試し、そこで利益が得られるようならリアル口座でFXに挑戦という流れも悪くありません。
本の内容通りに取引しても失敗することはある
「FXの本で学んだことを実践してみたら失敗した」ということはよくあります。むしろ失敗なしでFX取引を進めていくことは不可能なので、そういったときには何故失敗したのか?を検討してみましょう。
FXは失敗と成功の繰り返しです。利益を得るためには成功の回数を増やし、失敗したときの損失を減らす努力が必要となります。そのためには何度もトライ&エラーを繰り返すしかないので、一度の失敗で諦めないようにしましょう。
FXの勉強用に購入した本は経費計上できる
FXの本は確定申告時に「経費」として計上できます。これもFX関連本の活用方法のひとつです。
確定申告では「年間の利益-経費=課税対象所得」となりますので、経費が多く計上できれば納める税金の額も抑えることが出来ます。そのため、FXの本を買うときにはレシートやネットショッピングの購入履歴をしっかりと残しておきましょう。
FXの勉強におすすめの本・トレードの始め方
続いては実際にトレードを始める方法や流れを解説していきます。
①利用するFX会社を選ぶ
FXの本で学んだことを実践するためにリアルな取引を始める場合は「FX口座」が必要となります。FX口座はFX取引サービスを提供している各社のサイトから開設可能です。(代表例:DMMFXやGMOクリック証券など)
なお、FXの取引条件は会社によってバラバラなので、出来るだけ自分がしたい取引方法に合ったFX会社を選ぶことが大切です。(スプレッドが狭く短期的に稼げる、スワップポイントが多く貰えるなど)
おすすめのFX口座について知りたい方は、以下の「FXおすすめ口座比較」の記事をご覧ください。
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②FX会社の口座を開設する
利用するFX会社を選んだら口座開設の手続きに進んでください。最近ではどのFX会社もネット申請が可能となっていますので、郵送などの手間が掛かることはありません。
また、口座開設時には顔写真の付いた身分証や現住所が確認できる書類(住民票や保険証など)が必要です。ちなみに国内FXだとマイナンバー情報の提出が必須となりますが、「マイナンバーカード」を持っていると即日口座開設完了となるところが多いので用意しておくと良いかもしれません。
③入金をおこないトレードを開始する
口座開設が完了したら、あとは入金をおこないトレードを開始するだけです。日本のFX会社だと「銀行振込」または「オンラインバンクからの振込」が入金方法として使えます。
もちろん銀行に行かなくてもATMから振込をおこなうことは可能です。ただ、一般的に入金の反映スピードが早いのはオンラインバンクからの入金となります。
初心者はまず本でFXを勉強するのも悪くない
これからFXを始める方に向けてFXの勉強に役立つおすすめの本5選を紹介してきました。また、本を選ぶときのコツなども解説しましたが、超初心者の方であれば漫画仕立てになっている本やイラストが多い本が読みやすいかもしれません。
もちろんある程度の知識や取引経験を持っている方にはテクニカル分析やファンダメンタルズ分析について書かれた専門書がおすすめとなりますので、ぜひそういった本もチェックしてみてください。