FX

【FX副業入門】FXは副業にあたる?バレずに始める方法やメリット・デメリット

※本サイトは広告費で運営されています。

鈴木 拓也

株式会社フィンテラス 代表取締役
日本証券アナリスト協会認定アナリスト
1987年生まれ、静岡県出身
明治大学理工学部卒業、東京工業大学大学院修士課程修了後、三井住友銀行に入行
東京本店にて為替のアルゴリズム取引、香港支店にて為替のカスタマーディーラー及び、インターバンクディーラー業務に従事し独立
FXや株式投資で運用し、金融資産は数億円
FXを中心とした投資教育のWebメディアやスマホアプリを運営
詳しいプロフィールはこちら

こんな疑問を解消します!

  • FXは副業に該当するの?
  • 会社にバレずにFXを始める方法は?
  • 副業でFXをするメリット・デメリットは?

この記事では「FXは副業にあたるのか?」「投資としてFXを選ぶメリット・デメリットは?」という疑問を持つ方に対して様々な情報をご紹介していきます。

先に結論から伝えますと、FXは投資のひとつと捉えられるためいわゆる一般的な副業にはあたりません

副業禁止の会社に勤めている方や公務員の方でも問題なく利用できるものと言えます。(※)

ただし、FXにはメリットもあればデメリットもあります。そのため、FXを始める前にはその仕組みや内容を理解しておくことが大切です。

ここでは、そんな副業で行うFXの良いところや悪いところを初心者向けに分かりやすくまとめてみました。

これからFXに挑戦してみたいと考えている方は、ぜひこちらの内容をご覧になっていってください。

※銀行や証券会社など、特定の業種ではFXを含む投資行為が禁じられているケースがあります。そのため、自身が務める会社の規約を遵守してください。

そもそもFXは副業にあたるのか?

一般的に副業とは「本業以外の仕事(労働)をおこない対価(金銭)を受け取る行為」のことを指します。

たとえば土日だけ別の職場でアルバイトする、空いている時間を使ってネット関連の内職をするといった行為は副業として扱われます。

しかし、FXは投資や資産運用の方法として扱われるもののひとつです。つまり労働の対価として金銭を受け取っているわけではありません。

そのため、FXは一般的な副業には該当しないと言えるわけです。

とはいえ、先ほども少し触れたように世の中にはFXを含め投資・投機などが禁止されている職業もあります。一例として銀行や証券会社といった金融関連の組織では投資禁止となっているところが多いので、事前に勤め先の就業規則をよく確認しておきましょう。

ちなみに「公務員がFXをするのはOKなのか?」といった疑問もあると思いますが、公務員法では本業以外の仕事で金銭を受け取ることや営利目的で事業をおこなうことが禁じられています。

ただし、公務員法に投資を禁止するような条項はありません。そのため、公務員の方でもFXはできるものと捉えられています。

鈴木拓也
一般的にFXは副業に該当しませんが、会社によってはFXなどの投資を禁止しているケースもあります。なので、自分の会社の規則は必ず確認しましょう。

FXを会社にバレずに始める方法

FXを副業で始めたいけど、「会社にはバレたくない」という方もいるでしょう。

結論から言えば、納税方法に注意さえすれば会社にバレることはありません。

FXで利益が出た場合には、確定申告をして納税をする必要があります。

ここで、住民税に関して特別徴収と普通徴収を選ぶ選択肢がありますが、普通徴収を選択することで会社にバレずにFXを行うことができます

また、当たり前ですが、就業中にスマホでこそこそFXをすれば同僚や上司にバレる可能性があるので、家で取引をするようにしましょう。

副業代わりにFX投資をおこなうメリット

ここからは副業代わりにFX投資をおこなうメリット・デメリットを解説していきます。

まずはFXのメリットから見ていきましょう。

副業でFXをするメリット

  • いつでもどこでも気軽に取引できる
  • リスクを自分でコントロールできる
  • 少額から始められる
  • 時間がない人には自動売買がおすすめ
  • 将来に向けた投資の勉強になる
  • シンプルに収入(財布)が増える

①いつでもどこでも気軽に取引できる

FXは通貨の売買をおこない、その差額を利益として受け取る投資法です。

為替市場が休みとなる土日や海外の主な祝日以外は基本的に24時間取引ができます

また、大半のFX会社ではスマホで取引できるアプリを提供しています。そのため、気が向いたときにどこでも注文をおこなえるところは大きなメリットです。

出勤中の電車の中や出張時の隙間時間にパパっと取引をおこない利益を得られるFXは、忙しいサラリーマンやOLに最適な副業投資と言えるでしょう。

②リスクを自分でコントロールできる

FXに対して「リスクが高そう」というイメージを持っている方は少なくないと思います。

しかし、FXは自分でリスクをコントロールできる投資法です。

FXで大きな失敗をするのは「損失が膨らんでいるのに決済しない」「自己資金を考えずに大量の注文を出す」といった行動が原因です。

つまり、「損失が出たら早めに決済する」「少ない注文量でコツコツと取引を進める」などを心掛ければリスクを抑えながら投資ができるわけです。

③少額から始められる

FXには「少額から始められる」といったメリットもあります。

投資というと数十万円~数百万円ほどの資金が必要というイメージもあると思いますが、FXなら100円から取引を始めることが可能です。

FXの取引に使うお金は「為替レート×注文量÷レバレッジ」によって決まります。

FX会社の中には1通貨から注文できるところもありますので、そういったFX会社を選べば少ない額から投資を始められるわけです。

初めて投資にチャレンジする方からすれば、これは大きなメリットと言えます。

一緒に読みたい

【少額FX】おすすめFX会社3選!初心者も100円から始められて安心

続きを見る

④時間がない人には自動売買がおすすめ

FXには「裁量トレード」と「システムトレード」という2つの取引方法があります。

FXの取引方法

  • 裁量トレード:手動で注文や決済をおこなう取引方法
  • システムトレード:あらかじめ設定したプログラム通りに自動売買をおこなう取引方法

自動売買を取り扱っているFX会社を利用すれば、自分がチャートを見られない時間帯でも勝手に注文を繰り返してくれます。

「投資に使うお金はある」「しかしFXをやっている時間はあまりない」という方には、このFX自動売買がおすすめです。

なお、自動売買にはいくつかの種類があり、初心者でも簡単に始められるものが用意されているので知識ゼロでも問題ありません。

一緒に読みたい

FX自動売買おすすめランキング7選!初心者が知るべきメリット・デメリット

続きを見る

⑤将来に向けた投資の勉強になる

FXを始めると経済関連のニュースや国内外の金融情勢について詳しくなります。そのため、将来に向けて「投資の勉強になる」というのもメリットのひとつと言えます。

特に「どういった要因で為替価格が動くのか」「なぜ別々の金融商品が連動するような形で値動きを進めるのか」といった部分は投資において重要なポイントです。

FXの知識は株式や株価指数に対する投資にも役立ちますので、ぜひ早いうちからチャレンジしておきましょう。

⑥シンプルに収入(財布)が増える

最後のメリットは「シンプルに収入が増える」というものです。

企業の雇用体系や給与水準を踏まえると、今後はひとつの会社から得られる収入だけで生活していくことが厳しい世の中になるといった見方もされています。

そんな時代において大切なのが「財布を増やす」といった考え方です。普通の人は会社からの給与という財布しか持っていません。

今よりも年収を増やして自由かつ快適な生活を送りたい方は、ぜひFXを始めてみてください。

副業代わりにFX投資をおこなうデメリット

続いてはFXにおけるデメリットを紹介していきます。

どんな投資にもメリットがあればデメリットもありますので、その内容をしっかりと理解した上で挑戦しましょう。

副業でFXをするデメリット

  • 継続的に稼ぐためには勉強が必要
  • ときには損失を被るリスクもある
  • 本業中でもチャートが気になってしまう

①継続的に稼ぐためには勉強が必要

FXはボタンの操作ひとつで本業以上の収入が得られる投資です。しかし、継続的に稼ぐためには勉強が必要となってきます。

FXトレーダーに対して「楽をして稼いでいるイメージ」を持っている方は少なくないと思いますが、実際には為替や経済の勉強に多くの時間を使っています

こうした努力のためにある程度の時間を必要とするという点は、FXのデメリットと言えるでしょう。ただし、努力した分だけ報われる可能性が高くなるところはFXの魅力です。

②ときには損失を被るリスクもある

FXは元本を保証する投資ではないので、ときには損失を被ることもあります。損失のリスクは自分でコントロールできるものの、一時的に資金が目減りする可能性があることは理解しておいてください。

また、FXは誰でも確実に稼げるわけではありません。FXが投資である以上は勝者と敗者に分かれます。

自分が勝者となるか敗者となるかは取引の仕方や相場の分析力に掛かってきますが、まずは一度FXを体験してみるのも大事なことです。

③本業中でもチャートが気になってしまう

FXを始めるとチャートの動きが気になってしまい、本業中でもソワソワしてしまうという方がいます。これもまたFXにおけるデメリットのひとつと言えるでしょう。

「仕事に集中できなくなる」⇒「本業でミスをしてしまう」といったことになると本来のワークスタイルに支障が出てしまいますので、しっかりと本業とFXの区別をつけるよう心掛けてください。

副業(投資)としてFXを始めるときのポイント

副業投資としてFXを始めるときは「FX会社の選び方」「自己資金の用意」「FXに関する勉強の仕方」が重要となってきます。

ここでは、それぞれのポイントを簡単にまとめましたので参考にしてみてください。

FX会社の選び方

FX会社を選ぶときには、まず自分が裁量トレードをするのかシステムトレードをするのかを決めます。

取引方法を決めたら、次に以下の取引条件を比較・検討しましょう。

FX会社選びのポイント

  • スプレッド:買値と売値の差額のこと、数値が小さい方がトレーダーにとって有利
  • スワップポイント:毎日発生する金利差額のこと、プラスの金額が高いほど稼ぎやすい
  • 取引ツールの機能性:FX取引をおこなうソフトウェアやアプリにどういった機能が搭載されているかをチェック
  • 通貨ペアの種類:自分が取引したい銘柄を取り扱っているかどうかをチェック
  • 約定力:注文が通るスピードや注文拒否の少なさをチェック
  • デモ口座の有無:上記の条件を事前に確認するためにもデモ口座は用意されている方が良い

ご覧のような部分を確認しておけばFX会社選びに失敗する可能性が下がります。

比較記事:FXスプレッド(手数料)をFX会社のタイプ別に徹底比較

比較記事:【最新】FXスワップポイント比較!おすすめFX会社と通貨ペア

自己資金の用意

FXを始めるときには「仮になくなっても困らないお金」を自己資金として用意しましょう。

用意する金額は人によって異なりますが、まずは数万円くらいから始めるのも悪くありません。

ちなみに生活するためのお金までFXに使ってしまうのは完全にNGです。FXで失敗する人の多くは最後の貯金まで使い切って負債を抱えることになります。

そもそも生活費までFXに使うと焦りや緊張から冷静な取引が出来なくなってしまいますので、そういった部分を考えてもFXは余剰資金で始めることが大切と言えるわけです。

取引方法やチャート分析の勉強

FXで利益を出すためには取引方法やチャート分析方法の勉強が欠かせません。

勉強の仕方には「FX関連の書籍を読む」「プロトレーダーのブログなどを参考にする」「セミナーに参加する」などが挙げられますが、初心者におすすめしたいのは本を読むことです。

FX関連の書籍には初心者向けのものもたくさん販売されていますので、まずは本を読んでFXの基礎を学びましょう。そこから、応用知識を広げていくとFXの勉強が捗ります。

記事:FXの勉強におすすめの本5選!選び方・活用法・トレードの始め方

記事:FXのテクニカル分析とは?初心者におすすめのインジケーター3種類

副業で初心者におすすめのFX会社3選

それでは最後に副業投資としてFXを始めたい方に向けて、おすすめのFX会社を3つご紹介していきます。

松井証券:1通貨から取引可能

松井証券のFXは1通貨から注文できます

狭いスプレッド、高水準のスワップポイントが魅力的であり、取引条件のバランスに優れたFX会社としておすすめができます。

また、取引ツールの機能性も素晴らしく精度の高いチャート分析が可能です。裁量トレードをメインとするなら松井証券を利用してみてください。

トラリピ:初心者におすすめの自動売買

システムトレードに興味がある方におすすめしたいのが「トラリピ」です。

トラリピはFX知識がない方でも利用できるシンプルな自動売買プログラムを提供するFX会社で、誰でもすぐにその機能を使いこなせるようになります。

もちろん少額から注文可能なので、まずは少ない金額から自動売買を始めてみたい場合にはトラリピを選んでみてください。

みんなのFX・みんなのシストレ:2つの取引方法に対応

最後にご紹介するのはトレイダーズ証券の「みんなのFX」「みんなのシストレ」です。

トレイダーズ証券は裁量トレードとシステムトレードの両方を取り扱っていますので、どちらも試してみたいという方には最適なFX会社です。

ちなみに、みんなのシストレでは実際に取引をおこなっているトレーダーを選ぶだけで自動売買を始められます。仕組みが簡単で分かりやすいところが「みんなのシリーズ」をおすすめする理由なので、こちらもぜひ候補のひとつに入れてみてください。

FXは副業にあたらず誰でも始められる投資

「FXは副業にあたるのか?」といったテーマをもとにしながら、FXの魅力やFX会社を選ぶときのポイントをご紹介してきました。

ご覧いただいた通り、FXは副業にあたらないというのが一般的な考え方です。一部の職種では投資NGとなっている場合もありますが、大半の方は副業代わりにFXを始められます。

これからは副業投資としてFXを始めることが当たり前という世の中になっていく可能性もありますので、ぜひ今のうちからFXの基本を勉強してみてください。

  • この記事を書いた人

鈴木 拓也

株式会社フィンテラス 代表取締役
日本証券アナリスト協会認定アナリスト
1987年生まれ、静岡県出身
明治大学理工学部卒業、東京工業大学大学院修士課程修了後、三井住友銀行に入行
東京本店にて為替のアルゴリズム取引、香港支店にて為替のカスタマーディーラー及び、インターバンクディーラー業務に従事し独立
FXや株式投資で運用し、金融資産は数億円
FXを中心とした投資教育のWebメディアやスマホアプリを運営
詳しいプロフィールはこちら

-FX