株式投資

株式投資は儲かる?実際に「億」を稼ぐまでのプロセス公開

※本サイトは広告費で運営されています。

鈴木 拓也

株式会社フィンテラス 代表取締役
日本証券アナリスト協会認定アナリスト
1987年生まれ、静岡県出身
明治大学理工学部卒業、東京工業大学大学院修士課程修了後、三井住友銀行に入行
東京本店にて為替のアルゴリズム取引、香港支店にて為替のカスタマーディーラー及び、インターバンクディーラー業務に従事し独立
FXや株式投資で運用し、金融資産は数億円
FXを中心とした投資教育のWebメディアやスマホアプリを運営
詳しいプロフィールはこちら

こんな疑問を解消します!

  • 株式投資は実際に儲かるの?
  • 株で運用している人の実績はどうなの?
  • どのような手法で株をすればいいの?

これから株式投資を始めたい!と思っている方の中には、「株で本当に儲かるの?」と疑問に感じている方もいるでしょう。

メディア等で株で億を稼いだ人は頻繁に取り上げられていますが、どのように稼いでいるかあまりイメージがつかめないと思います。

そこで今回の記事では、実際に1,000万円ほどの資金を用意し、株式投資でどれくらい資産が増えるのか実績を全て公開していきたいと思います。

これから株式投資を始める人は、是非、参考にしてみて下さい。

株式投資は儲かる?運用実績(毎月更新)を公開

株式投資は実際にどれくらい儲かるのか?

当サイトで公開している2023年9月1日までの私の株式投資の運用実績は次の通りです。

現在までの運用資産額
44,581,006

1,000万円からスタートし、途中で入金をしつつ、現在は4,400万円ほどまで運用資金を増やしています。

配当金だけで、年間100万円くらい入ってきます。(※下図は保有株の一部)

鈴木拓也
長期運用でじっくり資産を増やしていきます。

株を始めるには証券口座が必要

株式投資を始めるには、まずは証券会社で口座開設をする必要があります。

口座開設は、銀行の預金口座のように無料で開設でき、手数料や年間費、維持費などは一切かかりません

私は大手ネット証券のSBI証券を使っています。

株の仕組みがよく分からない人は、以下の記事もご覧ください。

一緒に読みたい

【株とは?】株式投資の始め方と仕組みを初心者にもわかりやすく解説

続きを見る

株式投資の運用シミュレーション

株式投資で1,000万円を運用した場合、どれくらいの利益が期待できるのでしょうか?

もちろん、投資では逆に損をするリスクもありますが、仮に平均年利20%で運用したと仮定した場合、20年間の運用で資産は3億8千万円まで増えています。

運用元本10,000,000円
期間20年間
利回り20%
▼ 運用結果(シュミレーション) ▼
運用資金(20年)383,375,999円

 

資産運用シュミレーション
経過年数運用資金年間利益
1年¥12,000,000¥2,000,000
2年¥14,400,000¥2,400,000
3年¥17,280,000¥2,880,000
4年¥20,736,000¥3,456,000
5年¥24,883,200¥4,147,200
6年¥29,859,840¥4,976,640
7年¥35,831,808¥5,971,968
8年¥42,998,170¥7,166,362
9年¥51,597,804¥8,599,634
10年¥61,917,364¥10,319,561
11年¥74,300,837¥12,383,473
12年¥89,161,004¥14,860,167
13年¥106,993,205¥17,832,201
14年¥128,391,846¥21,398,641
15年¥154,070,216¥25,678,369
16年¥184,884,259¥30,814,043
17年¥221,861,111¥36,976,852
18年¥266,233,333¥44,372,222
19年¥319,479,999¥53,246,667
20年¥383,375,999¥63,896,000
鈴木拓也
上記は仮に年利20%を達成した場合のシミュレーションで、実際にはそれ以下の利回りになる時もあれば、逆にそれ以上の利回りになる時もありますよ。

株式投資の投資手法

ここからは私の投資手法について解説をしていきます。

まず、株式投資の運用スタイルは、「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」「長期運用」があります。

株式投資の投資スタイル4種類
トレードスタイルトレード時間の目安向いている人
スキャルピング数分~数時間専業投資家
デイトレード数時間~1日専業投資家
スイングトレード数日~数週間(数カ月)専業・兼業投資家
長期運用数カ月~専業・兼業投資家

参考記事: 株の投資スタイルについて

 

私は、数カ月から数年は株を保有する「長期運用」のスタイルを採用しています。

長期運用は株式投資の王道的なスタイルであり、安定して利益を上げ続ける企業や、高成長が期待できる企業へ投資をすることで、株価の上昇が期待できます。

銘柄を選ぶ際のポイントは以下2つです。

  • 高配当銘柄へ投資
  • 成長株・割安株

高配当銘柄へ投資

投資する際にまず重視するのは、どれくらいの配当利回りが期待できるかです。

配当利回りとは株価に対する年間配当金(予想値)の割合を示す指標で、以下の計算式で求まります。

配当利回りの計算式

配当利回り(%)=現在の株価÷年間配当額×100

例えば、日本製鉄(5401)の予想配当利回りは2022年2月17日時点で5.90%となっています。

仮に、この配当利回りが続くと仮定し、税金などの一旦無視すると、約17年後には受け取る配当金の累計だけで元本以上になります。

更に、株価が自分の買った水準から上昇すれば、株価の値上がり益も期待できるわけです。

配当金が高く人気のある銘柄は以下のようなものがあります。

高配当銘柄の一例
企業配当利回り
商船三井(9104)16.30%
日本郵船(9101)15.20%
三井松島ホールディングス(1518)7.06%
日本製鉄(5401)5.90%
ソフトバンク(9434)5.63%

※数値は2023年2月18日時点

配当金だけで元本が回収出来てしまえば、もう損をすることは有りませんよね?
株初心者
鈴木拓也
そうだね。仮に会社が倒産して株価がゼロになっても、配当金だけで元本以上になっているからね。そして、配当狙いの投資では業績が安定しており、今後も倒産するリスクが少ない大企業(金融や、製薬、インフラなど)へ投資するのがおすすめだよ!

配当金について詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。

一緒に読みたい

配当金とは?仕組みやおすすめ高配当株を初心者向けに解説

続きを見る

成長株・割安株へ投資

2つ目のポイントは「成長株」または「割安株」へ投資をするということです。

成長株について

成長株とは、会社の売上と利益が年々右肩上がりで増加している銘柄のことです。

今後も成長が続くとの予想の下、期待先行で株が買われますので、成長株の中には株価が短期間で2倍、3倍と値上がりするものもあります。

成長株は一言でいうとハイリスクハイリターンです。

誰もが知っている大企業の株と比べて値動きも激しいので、上昇する時は急ですが、逆に下落する時も急なので、余程自信が無い限り成長銘柄だけに投資をするのは避けた方がいいでしょう。

成長株を選ぶ際には、以下の点を注視しています。

  • 過去3年連続で売上高と経常利益が増加している
  • 今後も売上高と経常利益の増加が予想される
  • 分かりやすく需要が見込めるサービス・商品を販売している
  • 時価総額が300億円未満と小型

成長株の探し方について詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。

一緒に読みたい

【プロ実践】株で儲かる銘柄の選び方とは?銘柄探しの4つの方法

続きを見る

割安株について

割安株とは、企業が本来もつ企業価値に比べて、株式市場で付いている株価が割安になっている銘柄のことです。

企業価値は会社が現在保有する「資産」や、将来生み出す「収益」から決まるもので、短期間に大きく変化しません。

一方、株価は買いたい人と売りたい人の投資家の需給により変化しますので、株価が企業価値より割高になる時もあれば、割安になる時もあります。

そして、一時的に割安になったところで株を買い、企業価値と同水準になったところで売却するのが割安株への投資です。

企業価値に対して割安か割高かを調べるには、「PER(株価収益率)」と「PBR(株価純資産倍率)」を確認するのがおすすめです。

PERとは、現在の株価が1株当たり純利益の何倍になっているかを示す指標で、15倍が標準的な水準であり、それ以下が割安と判断できます。

PERの計算式

PER(倍)=現在の株価÷1株当たり純利益

PBRとは、現在の株価が1株当たり純資産の何倍になっているかを示す指標で、1倍が標準的な水準であり、それ以下が割安とみなします。

PBRの計算式

PBR(倍)=現在の株価÷1株当たり純資産

PERとPBRの詳しい解説は、以下をご覧ください。

一緒に読みたい

【図解】PERとPBRとは?違いと使い方を初心者向けに解説

続きを見る

株式投資の始め方とおすすめ証券会社

株式投資を始めたい方は、まずは証券会社で口座開設をしましょう。

証券口座の開設に手数料はかからず、年間費や維持なども発生しません

銀行口座と同じようにいくつも作ることができます。

証券口座のおすすめは、ネット証券で取引手数料が安い以下の通りです。

楽天証券
楽天証券
王冠取引手数料が安い
王冠楽天ポイントが貯まる・使える
王冠350万人以上に選ばれている証券会社

楽天証券は大手ネット証券の一角です。豊富なマーケット情報の他、取引ツールなども使いやすく、初心者は最初に口座開設しておきたい先です。また、楽天ポイントカードとも相性が良く、楽天を使用している方なら真っ先に使用したい証券会社です。

SBI証券
SBI証券
王冠国内株式個人取引シェアNo.1
王冠Tポイントが貯まる・使える
王冠取引手数料が安い

SBI証券は大手ネット証券の一つで、取引手数料が格安です。取扱商品が豊富な他、高機能なツールも多数用意されており、楽天証券と並んで口座開設しておきたい先です。また、SBI証券ではTポイントが貯まる・使えるなどのサービスがあります。

株式投資で儲ける秘訣

株式投資は何の分析もせずにただ投資をすれば、勝つか負けるかは五分五分のギャンブルとなります。

一方で、自分に合った投資戦略を採用し、リスク管理を徹底したうえで、根拠のある投資を一貫してし続ければ、誰でも儲けることができます。

これから株式投資を始める方は、最初は「稼ぐ」よりも「慣れる」に重点を置いて、様々な知識を吸収していくのが良いかと思います。

株式投資を更に学びたい方は、以下の記事シリーズをご覧ください。

全て理解することが出来れば、知識・スキルがアップしますよ!

STEP1中学生でもわかる株入門!今回の記事

株式投資の仕組みや始め方を基礎から分かりやすく解説していきます。まずはこの記事で株の基本を学びましょう。

STEP1:株とは?仕組みと始め方を初心者向けに元銀行員が解説

STEP2株で儲かるの解説今回の記事

数ある銘柄の中から値上がりする銘柄の探し方を解説します。代表的なアプローチである「成長株投資」「割安株投資」について学びましょう。

STEP2:株式投資は本当に儲かるの?運用実績と億を稼ぐまでのプロセス公開

STEP3株の投資スタイル今回の記事

株の投資スタイルは、1回の取引時間に応じてスキャルピング、デイトレード、スイング、長期運用がありますので、自分に合ったものを選んでいきましょう。

STEP3:株の投資スタイルはどんな種類があるの?自分に合ったスタイルの見つけ方

STEP4ファンダメンタルズ分析今回の記事

株式投資で必須となる決算書の読み方や株価指標の分析方法について解説します。企業価値と比べて、値上がりが期待できる割安株や成長株を探していきましょう。

STEP4:株のファンダメンタルズ分析とは?決算書や株価指標の読み方

STEP5テクニカル分析今回の記事

チャートを使ったテクニカル分析について解説します。チャートを構成するローソク足の読み方、トレンド系の指標、オシレーター系の指標の代表的な種類の使い方を覚えましょう。

STEP5:株のテクニカル分析とは?チャートの読み方とおすすめ種類6つ

STEP6株の注文方法今回の記事

株で売買する際に使う注文方法(成行・指値・逆指値・OCO・IFD・IFDOCO)について図などを使い解説します。それぞれの仕組みやメリット・デメリットを理解しましょう。

STEP6:株の注文方法6種類(成行・指値・逆指値など)を分かりやすく解説

STEP7資金管理今回の記事

株式投資で押さえておくべき資金管理の3つのポイントについて解説します。また、含み損を抱えた時に損切りをするべきかどうかについても説明します。

STEP7:株式投資の資金管理で大切な3つの事と損切りをした方がいい場合

STEP8メンタル管理今回の記事

株式投資でメンタルが不安定になった時の対処法を学びましょう。メンタルは投資手法や資金管理と同じくらい大事な要素です。

STEP8:株式投資でメンタルが不安定になる2つの原因と対処法を解説

  • この記事を書いた人

鈴木 拓也

株式会社フィンテラス 代表取締役
日本証券アナリスト協会認定アナリスト
1987年生まれ、静岡県出身
明治大学理工学部卒業、東京工業大学大学院修士課程修了後、三井住友銀行に入行
東京本店にて為替のアルゴリズム取引、香港支店にて為替のカスタマーディーラー及び、インターバンクディーラー業務に従事し独立
FXや株式投資で運用し、金融資産は数億円
FXを中心とした投資教育のWebメディアやスマホアプリを運営
詳しいプロフィールはこちら

-株式投資